『ミズ・マーベル』『シー・ハルク』『ムーンナイト』
先週末に行なわれたディズニー最大のコンベンションイベント「D23」で、ディズニー+から配信される新たなMCUドラマが正式発表された。
マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長によって発表されたのは、『Ms.Marvel(ミズ・マーベル)』、『She-Hulk(シー・ハルク)』、『Moon Knight(ムーンナイト)』という3つのドラマで、これらは2020年以降に公開・配信されるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に分類されると考えられている。
すでに配信が決定している、『ザ・ファルコン・アンド・ザ・ウィンター・ソルジャー(TheFalcon and the Winter Soldier)』、『ワンダヴィジョン(Wanda Vision)』、『ロキ(Loki)』、『ホークアイ(Hawkeye)』、『ホワット・イフ(What If...?)』と合わせて、8つのMCUドラマがディズニー+から配信される。
3つのドラマが発表されるやいなや、ファンの間では主要キャストを大予想する動きが勃発。新たにMCUに参戦するキャラクターを演じるにふさわしいとファンが考える俳優の名前が次々と挙がっている。
『ミズ・マーベル』
4代目ミズ・マーベルとして知られる16歳のアメリカ人イスラム教徒のカマラ・カーンが主人公になるドラマ『ミズ・マーベル』は、2018年5月頃からMCU作品になることがウワサされていた。
MCU初のイスラム教徒のヒーローが誕生することでも話題の同作では、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でトム・ホランド演じるピーター・パーカー(スパイダーマン)の部活の仲間としてスクリーンに登場したイスラム教の女子生徒を演じた、ゾハ・ラーマン(Zoha Rahman)がミズ・マーベル役を演じるのではないかと、ファンは予想している。
ミズ・マーベルにゾハの顔を当てはめたファンアート
『シー・ハルク』
マーク・ラファロが演じたことでお馴染みブルース・バナー(ハルク)のいとこにあたるジェニファー・ウォールターズ、またの名をシー・ハルクがついに実写化。
シー・ハルクのルックスは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』で見たハルクのように、ハルクの怪力と人間的な要素を兼ね備えている。
そんなキャラクターにぴったりだと予想されているのが、ロザリオ・ドーソン。数々のヒット作への出演歴があるロザリオといえば、NetflixのMCUドラマ『ジェシカ・ジョーンズ』、『デアデビル』、『ルーク・ケイジ』『アイアン・フィスト』とそれらのキャラクターが一堂に会した『ザ・ディフェンダーズ』で、映画版でいうニック・フューリー的なポジションともいえるヒーローたちの架け橋となったクレア・テンプルを熱演した。
また、コミック版とルックスが似ているという点で、ファンの間では女優のアンジー・ハーモンの名前も挙がっている。
『ムーンナイト』
複数の人格を持つ元傭兵のマーク・スペクターが、瀕死状態の時に古代エジプトの月の神・コンシューと出会い、ムーンナイトとしての役目を定められた。
多重人格者であるムーンナイトの特徴といえば、その精神の不安定さ。時にはタクシーの運転手、時にはヒーローと、様々な人格を使い分ける。その狂気さが最大の武器になるという非常にユニークなキャラクターが実写化される。
どんな作品になるのかは全く想像がつかないが、ファンの間ではムーンナイト役の候補に、マーベルからのオファーが絶えないキアヌ・リーブスを挙げる人が多い。
また、映画『スプリット』で多重人格者を演じたほか、『X-MEN』シリーズで若きプロフェッサーXを演じたことでも知られるジェームズ・マカヴォイや、抜群の演技力を持つも過去の奇行でのイメージが抜けきれないシャイア・ラブーフ、社会になじめないキャラクターを演じることが多いライアン・ゴズリングといった俳優の名前も挙がっている。
どんな作品になるのか楽しみな新しいMCUドラマは、2020年秋配信の『ザ・ファルコン・アンド・ザ・ウィンター・ソルジャー』から、『ワンダヴィジョン』→『ロキ』→『ホワット・イフ』→『ホークアイ』→『ミズ・マーベル』→『ムーンナイト』→『シー・ハルク』の順で、ディズニー+から配信される。 (フロントロウ編集部)