超トップアスリートのデビッド・ベッカム
現在ではモデルやファッションアイコンとして人気を博すデビッド・ベッカムだけれど、2013年に現役引退をするまでは、FIFA最優秀選手賞2位に2度選ばれたり、2000年から2006年までイングランド代表キャプテンを務めあげたりと、多くの功績を上げた超トップサッカー選手。
そんなデビッドはスポーツを極めた1人として、その姿勢を子供たちにも伝えているという。英GQのインタビューで、親として子供に言い聞かせていることを語った。
「一生懸命物事に取り組むこと。シンプルだけどね。子供たちには、取捨選択をしなくてはいけないと話しているんだ。そして時には、なにかを諦めなくてはいけないとね。もし友達が金曜の夜に出かけるといっても、自分たちは一緒に行けないこともあるだろう。例えば、次の日にテニスの練習があるとか、(三男の)クルスはスタジオで音楽の収録をするとか、(長男の)ブルックリンは写真撮影の予定があるとかっていう時にね。そこが、子供たちが集中するべきことだから」
そうデビッドが考えるのも、当然と言える。というのも、彼は続けてこう話したから。「正直にいって、僕がこれまでの人生で欲したのは、サッカー選手として成功したいってことだけだよ」。
しかし、1つの夢に向かって走り続けたデビッドの期待は、過去には子供たちを苦しめてしまったこともあるよう。今年3月には、デビッドの妻でファッションデザイナーのヴィクトリア・ベッカムが、デビッドの息子3人は、サッカーを辞めたいと考えたときに父デビッドを悲しませたくないと悩んでいたことを英Financial Timesに明かした。
しかしもちろんデビッドとヴィクトリアの教育方針の芯は、両親として子供たちには自分の幸せを見つけてほしいということだけ。ヴィクトリアは、「パパはみんなに幸せになってほしいだけだよ」と子供たちに話して、子供たちの意思をサポートしたという。