SNSで拡散され続けている大切なメッセージ
9月は子供たちにとって、長い夏休みが終わり、新学期を迎えるシーズン。ちょうどその時期を迎えたここ数日で、ある投稿がSNSで拡散され続けている。
ツイッターやインスタグラムでシェアされている投稿に綴られているのは、学校に通う10代の子供たちへのメッセージ。ヴィクトリアズ・シークレットのエンジェルとして活躍するリリー・オルドリッジやアレクシーナ・グラハムもインスタグラムでこのメッセージをリポストしており、そこにはこう書かれている。
「あと数日後に、学校に戻る子供たちにお願いがあります。学校で、友達がいないから、シャイであるから、可愛くないから、”洋服”で着飾っていないから、という理由でいじめられている誰かを見かけたら、歩み寄ってほしいのです。軽く挨拶をするか、少なくとも廊下でその子に微笑みかけてほしいのです。その子が、学校の外でどんなことと向き合っているのか、誰にもわからないでしょう。誰かの人生のなかで、あなたの優しさが大きな変化となってくれるかもしれないから」
ユニセフによると、世界の13~15歳の3人に1人以上が日常的にいじめの被害に遭っているほか、アメリカでは毎年16万人もの若者がいじめによる不登校を経験。さらに、最近ではネット上でのいじめが急増しており、4日にユニセフが発表した調査では、若者の3分の1がネットいじめを経験していることや、5人に1人がネットを介したいじめや暴力のために学校を休んだ経験があることが明らかとなった。
全世界共通の社会問題であるいじめ問題。多くの子供たちが新学期を迎える今だからこそ、「人に優しくいよう」という大切なメッセージが拡散され続けているけれど、これには多くの大人からも、「大人も今一度見直したいこと」と多くの賛同の声が挙がっている。(フロントロウ編集部)