ブラピ『アド・アストラ』の再現度を宇宙飛行士に質問
俳優ブラッド・ピットが、最新作『アド・アストラ』の芝居について、驚きのエピソードを明かした。
映画『アド・アストラ』は、宇宙飛行士役のブラッドが太陽系の彼方で消えてしまった父親(トミー・リー・ジョーンズ)の謎を探るというSFストーリー。先の読めない展開と、壮大で美しい宇宙の映像がみどころ。
本作で、なんとブラッドは親友ジョージ・クルーニーへの対抗心を燃やしていたそう。
彼は『アド・アストラ』の完成後、2013年に公開されたSF映画『ゼロ・グラビティ』で素晴らしい芝居を披露したと評されるジョージに目をつけた。そしてわざわざNASA本部まで赴いたときに、宇宙ステーションにいるニック・ハーグ空軍大佐に「『アド・アストラ』の僕と『ゼロ・グラビティ』のクルーニー、どちらのほうが本物に近い?」と質問したと、ニュースサイトETの記者に語った。ニックは、「もちろんあなたのほうです!」と答えたという。
ブラッドはそれにご満悦。あのSF映画の巨匠スティーブン・スピルバーグに、言葉が出ないほど素晴らしいと言わしめた『ゼロ・グラビティ』の「無重力表現」にみごと勝利し、無邪気な笑顔を浮かべた。
ちなみにブラッドとジョージは古くからの親友同士で、ことあるごとにイタズラをしかけたり、インタビューでネタにしたりと、からかい合っている仲。
ジョージは以前GQ誌に対し、「あいつ(ブラッド)は、仕返しするとき本当に意地悪になるんだ」と暴露していたが、今回NASAの宇宙飛行士をも巻き込んだ壮大なスケールでジョージに強烈なジャブを放った。ジョージはその際、同メディアに「ブラッドのキャリアが終わってしまうようなイタズラを考えているよ」と語ったが、現時点でそちらのイタズラの真実は明かされていない。
『アド・アストラ』は9月20日から全国ロードショー。ブラッドの素晴らしい「無重力」を味わいたい。(フロントロウ編集部)