女優のミーガン・フォックスが、2009年に公開されたホラー映画『ジェニファーズ・ボディ』以降、世間の“イメージ”によって精神的に大きなダメージを受けていたことを明かした。(フロントロウ編集部)

メンタル崩壊した過去

 映画『トランスフォーマー』シリーズをはじめとした映画に出演し、2000年代初めに大活躍した女優のミーガン・フォックスが、10年前の2009年に公開されたホラー映画『ジェニファーズ・ボディ』以降の自分のイメージに苦しんでいたことを米Entertainment Tonightに明かした。

 アマンダ・サイフリッドとW主演した『ジェニファーズ・ボディ』では、ミーガンが表は学校一セクシーな女子高生だが、裏は人間を餌食にするモンスターという役どころを熱演。ミーガンの露出シーンも注目のひとつとなったこの映画で、これまで以上に世間から“セックスシンボル”的なイメージを植えつけられてしまったという。

画像: DUNE ENTERTAINMENT / Album/Newscom

DUNE ENTERTAINMENT / Album/Newscom

「あの映画だけじゃない。毎日、常に、どのプロジェクトでもプロデューサーと働いても(性の対象として見られていた)」「それが原因でメンタルが崩壊するポイントに達した」
 
「何もしたくないところまで精神的に崩壊しちゃったと思う」「誰にも見られたくないし、撮影もしたくないし、取材もしたくないしレッドカーペットも歩きたくなかった。怖くて公の場に出たくなかった。嘲笑されて、唾を吐かれて、誰かに罵倒されるんじゃないかって、表に出るだけで思いこんでいた。その後からつらい時を過ごしたわ」

 セクシーキャラのイメージが先行したことで、メンタルが崩壊するほどダメージを受けたことを明かしたミーガン。

 さらにミーガンは、近年相次ぐセクハラ被害を告発するMe Tooに当てはまる被害を受けたことがあると語りつつも、「MeTooのムーブメントより前に声をあげたかんじがする」とし、実際にセクハラ問題を告白した経験があるも、セクシー系女優という自身のイメージが原因で、告発しても「関係ない。見た目や服の着方、私の言う冗談からしたら当然だって言われた」と、誰にも気に留めてもらえなかったことを明かした。

画像: メンタル崩壊した過去

 世間のイメージが先行して生きづらさを感じたミーガンだが、現在3人の子供を育てる母親として初めて妊娠したことが、前に進めるようになったきっかけになったという。

「妊娠したことで初めて考え方が変えられたと思う。心が開いて、物事をより広い視野で、深呼吸して見られるようになった」「そして次の子供、また次の子供ができて、それがもっと良い自分になる道になっている」

 現在のミーガンは子育てながらも、徐々にエンタメ業界に復帰しており、映画をはじめ、日本で言うところの『世界ふしぎ発見!』のような番組やゲームにも出演して活動の幅を広げている。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.