サミュエルのバリトンボイスがご家庭に
マーベル映画『アベンジャーズ』シリーズでニック・フューリー役を務めた俳優サミュエル・L・ジャクソンの声を、AIアシスタントの「アレクサ(Alexa)」に吹き込むことが決定。まるで『アイアンマン』のトニー・スタークが開発したAI、ジャービス(J.A.R.V.I.S)のようだと話題になっている。
アレクサと言えば女声のAIボイスが特徴的だけれど、サミュエルの登場で、個性派俳優の彼らしい感情的で表現力豊かなスピーチが楽しめるように。ちなみに、ボイスの様式は「R指定」と「子供向け」の2つから選べる。
Amazonは、2020年からアレクサのボイス部分にセレブを起用した「ボイスパック」のシリーズをリリースしていく予定で、サミュエルのほかにも、有名セレブを企画中とのこと。価格は99セントで、ご家庭のAmazon Echoで利用できる。
使い方は簡単で、Amazon Echoにボイスパックをダウンロードして、「アレクサ、サミュエル・L・ジャクソンを紹介して」と話しかけるだけ。
Amazonは今までも、エド・シーランなどのセレブの声を吹き込んだボイスセットを販売していたけれど、AIのように自然に話させることはできなかったので、うれしいニュース。
サミュエルは公式のブログで「冗談を言ったり、雨が降っているかどうかを知らせたり、タイマーやアラームを設定したり、音楽を演奏したりなど、すべて自分の個性を持って話すことができる」とコメント。
ちょっと注意したいのは、サミュエルの声に設定してもアレクサに話しかけるときには「アレクサ」と最初に言わなければならないところ。例えば、「アレクサ、サミュエル・L・ジャクソンに7時にアラームを鳴らさせて」や「アレクサ、サムに誕生日を祝って」など。
Amazonが次のボイスパックに起用しようとしているセレブはまだ決まっていないけれど、ファンの間ではすでに予想が始まっている。自分の好きなセレブの声と暮らせる日も夢ではない。(フロントロウ編集部)