生徒会選挙で、すべてを手に入れろ!
いま最も注目されているNetflix新ドラマ『ザ・ポリティシャン』がついに9月27日に配信スタート。米国では現在、プレミアが開かれている真っ最中。
【あらすじ】
舞台は高級住宅街、カリフォルニア州サンタバーバラのとある高校。7歳の頃から大統領になると信じて疑わなかったお金持ちの家の子ペイトンは、夢をつかみ取るために手段を選ばず行動する。夢への第一歩として、学生生活で最も過酷な政治の舞台である高校の生徒会長選に参加。しかしそこは、野望、陰謀、ポリティカル・コレクトネス(※)など様々な感情が支配する非情の世界だった。
※性別・人種・民族・宗教などによる差別・偏見を防ぐために、政治的・社会的に公正・中立な言葉や表現を使うこと
ドラマ『glee/グリー』やドラマ『The O.C.』など、高校生のリアルな姿を感情的に、かつスタイリッシュに描いた作品には名作が多い。『ザ・ポリティシャン』も、そんな名作に仲間入りできそうな前評判のある青春ドラマ。
本作は「生徒会長選挙」にスポットライトをあてた、学校内政治メインのお話。「何をしても勝つ」「すべてを手に入れる」「勝ちたいなら非情さを前に出せ」といったテロップが流れる予告編には「殺す」や「暗殺」などの過激な言葉も。もはや、学園ものというよりは政治サスペンスのよう。高校生なのに、買収や汚職、不正投票など、政治的な問題を次々描き出しているさまは、現代社会への強いメッセージが込められている。
もちろん、そんな野心渦巻く政治活動の合間には恋愛も。もはや、だれを信じてよいのか疑心暗鬼になる中、主人公は自分が善人なのかという疑問も抱き始めたりして、まさに大忙しの高校生活!
気になるキャストは?
主人公ペイトンを演じるのは、ブロードウェイ・ミュージカル『ディアー・エヴァン・ハンセン(Dear Evan Hansen)』でトニー賞ミュージカル主演男優賞を受賞し、アカペラ部の活躍を描く映画『ピッチ・パーフェクト』シリーズにも出演しているベン・プラット。ペイトンの母親役は、映画『アイアンマン』でペッパー・ポッツ役を務めたグウィネス・パルトロウが演じる。
さらに、映画『ボヘミアン・ラプソディ』のルーシー・ボーイントン、ドラマ『ザ・プラクティス/ボストン弁護士ファイル』のディラン・マクダーモット、ドラマ『MAD MEN マッドメン』のジャニュアリー・ジョーンズ、ドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー』のジェシカ・ラング、映画『セットアップ:ウソつきは恋のはじまり』のゾーイ・ドゥイッチ、など豪華俳優陣が出演している。
グウィネスは、『ザ・ポリティシャン』のクリエイターの1人であるブラッド・ファルチャックとは長い付き合い。ドラマ『グリー』に出演した頃に出会い、同作品でで共同クリエイターを務めるかたわら愛をはぐくみ、2018年に結婚。プレミア上映会においても仲睦まじい姿を見せてくれた。
『ザ・ポリティシャン』の立役者は?
『ザ・ポリティシャン』の企画・製作総指揮を務めるのは、あのライアン・マーフィー。ライアンは、ドラマ『Glee/グリー』やドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー』、ドラマ『アメリカン・クライム・ストーリー』のクリエイターとして知られているヒットメイカーで、同性愛者であることを公言している映画製作者の1人。
彼は作品の中で、LGBTQ+を含む社会の多様性を自然に描き出すことに定評があり、『ザ・ポリティシャン』の中でも、身近にいるLGBTQ+の生徒たちの日常を等身大で表現している。
ちなみに、ツイッターで「#ThePolitician」のタグをつぶやくと、かわいいオリジナル絵文字がタグの後につくので、気になる人はぜひ試して。
9月は、ドラマ『グッド・プレイス』シーズン4やドラマ『ブルックリン・ナイン-ナイン』シーズン5なども配信開始したネットフリックス。秋の海外ドラマ民は忙しくなりそう!(フロントロウ編集部)