キングスマン・サーガが再び
“キングスマン”は、表向きは英国の高級紳士服テーラー、裏の顔は世界最強の超過激スパイ組織。タロン・エガートン&コリン・ファース演じるスパイ組織の活躍を描いたシリーズ1作目『キングスマン』は2014年に公開された際、全世界興行収入455億円を記録。その続編となる『キングスマン:ゴールデン・サークル』は2017年に公開され、452億円の世界的大ヒットとなった。
そんな『キングスマン』シリーズ待望の最新作『キングスマン:ファースト・エージェント』では、“キングスマン”誕生の秘話がついに明かされる。公開は、2020年2月14日(金)に決まり、奇しくもバレンタインデー当日となった。
今回解禁された予告編は、一面の焼け野原と、暗闇の中で暗躍するガスマスク集団のバトルから開幕。派手な爆発が起きたかと思えば、大量の金塊が眠る巨大な倉庫も登場し、激しいアクション&英国紳士たちの豪華な演出を期待させてくれる。
豪邸に飛行機で降り立ったレイフ・ファインズ演じるオックスフォード公とハリス・ディキンソン演じるコンラッドの「戦争を止める方法があるかね?」という会話シーンはとても意味深。
『キングスマン』シリーズではおなじみの高級紳士服店で真新しいスーツと、靴やカフスを手に入れ、本棚の隠し扉から現れる秘密の部屋で「ようこそキングスマンへ」と歓迎を受ける姿は、何度見てもキマっている。
“キングスマン”誕生の時代は、第一次世界大戦の勃発前夜までさかのぼる。イギリス、フランス、ロシアと、ヨーロッパの大国で陰謀が渦巻く中、絢爛豪華な舞踏会に現れるリス・エヴァンス演じる怪僧ラスプーチンを前に動き出したのがまさに“キングスマン”だった。
アップテンポな音楽と共に、杖を武器に華麗なアクションが展開するさまは、ファンにはたまらない。
毒殺と思わしきシーンや、秘密の工場で大量生産される武器たち、マシンガンを相手にギリギリの戦いを繰り広げるシーン、そしてついに仲間と共にラスプーチンを追い詰める一幕も。
マシュー・ヴォーンもコメント
10月3日にニューヨークで開催されたニューヨーク・コミコンには、マシュー・ヴォーン監督、レイフ・ファインズ、ハリス・ディキンソンらがパネルに登壇し、会場に集まったファンたちを大いに沸かせた。
マシュー監督は「キングスマンが誕生した時代を描く愉快で壮大なアドベンチャー映画を世界が求めていると思ったんだ」と語り、レイフも「マシュー監督はエモーショナルな関係、哀愁、アクション、そしてユーモアを絶妙に組み合わせている。ドラマチックでシリアスな悲劇的な部分と、軽くて皮肉的な部分があって、挑戦的で、とてもおもしろいよ」と、“キングスマン”らしさを期待させるコメントを寄せてくれた。
また、マシュー監督はさらに「自分が見て育ったような映画を撮りたかったんだ。映画『王になろうとした男』、映画『アラビアのロレンス』、映画『ドクトル・ジバゴ』のような壮大な大作映画だ。退屈ではなくて、しっかりとした品格がある。キングスマンが誕生した時代を描く愉快で壮大なアドベンチャー映画を世界が求めていると思ったんだ」と、本作への想いを熱く語った。
過去2作で常識を覆す演出が絶賛され、本作でもメガホンをとるマシュー・ヴォーン監督によって、今回も過激でスタイリッシュなアクションと、シュールでユーモアあふれるストーリーを見せてくれるかもしれない。
『キングスマン:ファースト・エージェント』は2020年2月14日(金)に日本全国ロードショー。(フロントロウ編集部)