パターン1:斜めバング
前髪を斜めに流すスタイルの斜めバングは、どんなスタイルにもなじみやすい定番といえる前髪スタイル。
ヘアスタイリストのザック・モラドは、斜めバングについて「この前髪ほどセクシーなものはない」と米メディアMakeupにコメント。
得られるメリットは、セクシーな雰囲気や大人っぽい雰囲気を演出できることに加えて、額の面積を小さく見せることから小顔効果があること。また、多少前髪が伸びてもメンテナンスする必要がないため、手入れが楽なこともメリットなのだそう。
斜めバングは比較的前髪のヘアセットも楽で、ザックは「リラックスしたスタイルだから、ほとんど前髪をスタイリングしなくても良いといえるほど簡単。自分自身でセットできる」と話している。
なんと、この前髪によるデメリットは「ゼロ!」なのだそう。
パターン2:シースルーバング
おろした前髪から額が透けて見えるようなシースルーバングは、軽さや透明感も演出できるので、いま大人気の前髪スタイル。
ザックは、この前髪のメリットについて「前髪がかすかな量なので、新しいヘアスタイルを試したいけれど重い前髪は望んでいない人にぴったり」とコメント。前髪が長くても短くても作ることができ、トレンド感も出るのでオススメ。
一方デメリットは、前髪に軽さや透け感が必要なため、くせ毛の人は前髪がストレートに近くなるようしっかりセットする必要が出てくること。また、羽のような軽さが特徴だから、髪がべたつくと台無しに。前髪が額に張りついたりしないよう、ドライシャンプーを使ってみたりして、一日中前髪がさらさらと動くようにする工夫が必要。
また、ザックは「この前髪をすることで顔が平らな印象になる可能性がある」と話している。顔に立体感を出したりシャープな雰囲気を出したいときよりも、かわいさやトレンド感を演出したいときに良さそう。
パターン3:ぱっつん前髪
ザックは、まっすぐ切りそろえたようなぱっつん前髪について、「ハイファッションやトレンドが好きなら、この前髪が良い」とオススメ。
この前髪は、シックでモードな雰囲気が演出できて個性をアピールできるスタイル。ファッション関係者にも安定した人気を誇っている。
前髪はある程度厚みを出したほうが良いそうで、オシャレさや個性を演出できるほかに、「前髪の重さで、余計な髪の毛の浮きを抑えることができる」というメリットがあるというので、髪の量が多い人にもオススメ。さらに、額が隠れるため小顔効果も。
デメリットは、「定期的に髪をカットする必要があること。それと、一度この髪型にすると、伸ばすまでにある程度辛抱が必要」と話している。
パターン4:ベビーバング
オードリー・ヘプバーンのような短い前髪のベビーバングは、取り入れるのは難易度が高そうに思えるけれど、ザックいわく、逆にぐっと顔立ちを美しく印象づけたり、大人っぽく見せたりすることもできる優秀な前髪スタイルなのだそう。
ザックは、この髪型は「すべての人の見栄えを良くする。ヘアスタイルをイメチェンしたいなら、この前髪にするのは素晴らしい選択だ」と話している。
短い前髪は毛先をくるっと内巻きにすることで安定しやすく、まとめ髪やヘアアレンジに合わせて、センターで分けたり、斜めに流してみたりすると良いそう。
デメリットは、ぱっつん前髪と同じで、定期的にカットする必要が出てくることと、一度切ってしまったら元の長さに戻すまでに時間がかかること。
髪の長さを変えるぐらいイメージが変わる前髪。ヘアを変えたいと感じている人は、次のヘアスタイルの参考にしてみて。(フロントロウ編集部)