「ヘビ」は除去せよ
2020年の年明けに2年ぶり通算4枚目となるニューアルバム『ハイ・ロード』を発表するシンガーのケシャが尊敬してやまないシンガーのビヨンセから贈られたアドバイスについて明かした。
英音楽・ファッションメディア、The Faceとのインタビューに応じたケシャは、ある日、バックステージでビヨンセと初対面したときの出来事について言及。
ビヨンセがケリー・ローランド、ミシェル・ウィリアムズらとガールズグループ、ディスティニーズ・チャイルドを結成していた頃からビヨンセの大ファンだったというケシャは、その時の様子について「彼女はまるで天使みだいだった」とウットリと回想すると、ビヨンセから贈られた、短くも奥深い、こんなアドバイスを紹介した。
「彼らがヘビだと気づいたなら、すぐに除去しなさい」
(As soon as you know they’re snakes, weed ’em out.)
「ヘビ(Snake)」という言葉には、「裏切り者」、「嘘つき」といった意味がある。
つまり、ビヨンセがケシャに贈った言葉をさらに詳しく解説すると、「自分の周囲に集まる人間が、自分にとってネガティブな動向をする気配を察知した場合には、すぐさまその人物と縁を切るべき」ということ。
セレブである以上、自分の知名度を利用して悪事をはたらいたり、甘い蜜を吸おうと近寄って来る不届き者がいることは、なかなか避けては通れない。
歌姫として長きにわたってトップに君臨しているビヨンセは、この短い言葉を通じて、後輩のケシャに対して、「裏切り者」や「嘘つき」を見極める眼力を培い、そういった輩は、躊躇せずに切り捨てる強さを持つべきだと助言したよう。
ビヨンセからのこのアドバイスに習っているというケシャは、「ときには、誰が健全な理由で私のそばにいて、誰がそうではないのかを見定めるのに時間がかかることもあったけど、今、私の周りには、信頼できる人しかいないって自信を持って言える。これまで2年くらいはかかったけど、ビヨンセにもらったアドバイスが功を奏してるわ」と語り、ビヨンセに感謝していると語った。(フロントロウ編集部)