※この記事は映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレが含まれます。
アベンジャーズは終わらない
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のストーリーの主軸として描かれた『アベンジャーズ』は、シリーズ4作目となった2019年の映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』を持って完結した。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』では、MCUのフェイズ1(※)から出演していた、ロバート・ダウニー・Jr.が演じたアイアンマン/トニー・スタークとスカーレット・ヨハンソンが演じたブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフが最期を迎え、クリス・エヴァンスが演じたキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースがヒーローを引退。
※MCUにおける「フェイズ」とは、20作以上ものMCU映画を区切る名称で、現段階でフェイズ1、フェイズ2、フェイズ3があり、2020年公開予定の映画『ブラック・ウィドウ』でフェイズ4に突入する。
アベンジャーズのオリジナルメンバーの半分がいなくなったことから、ファンの間では今後のMCUにおける「アベンジャーズ存続」が心配されていた。
そんななか、MCUを制作するマーベル・スタジオを傘下に持つウォルト・ディズニーのCEOボブ・アイガーが、投資家向けの収支報告の場で今後のアベンジャーズについて言及。
「マーベルについては、私はこれを“アベンジャーズの後の世界”と呼んでいるが、今後『アベンジャーズ』に出てきたキャラクターの映画が作られないなんてことはありません」
「実際に、2020年度に『ブラック・ウィドウ』が公開されますし、『ソー4』も制作中で…、と(関連作品を)延々と言えます。加えて、我々は『エターナルズ』のようなキャラクターも発掘しているのです」
今後のMCUでは、新たなキャラクターを迎えたヒーロー映画・ドラマを公開・配信していく予定。
それと同時に、映画『ブラック・ウィドウ』(2020年)や『マイティ・ソー』の続編『ソー:ラブ・アンド・サンダー』(2021年)、『ドクター・ストレンジ』の続編『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』(2021年)といった『アベンジャーズ』シリーズに登場したヒーローの続編映画が公開を控えている。
さらには、『ザ・ファルコン・アンド・ザ・ウィンター・ソルジャー』(2020年)や、『ワンダヴィジョン』(2021年)、『ロキ』(2021年)、『ホークアイ』(2021年)といった、『アベンジャーズ』シリーズでお馴染みのキャラクターによるドラマがディズニー+から配信されるほか、同ストリーミングサービスからは、原作コミックでは『キャプテン・マーベル』のキャロル・ダンバースが1代目を演じた『ミズ・マーベル』、ハルクのいとこにあたる『シー・ハルク』の実写ドラマ化が決定している。(フロントロウ編集部)