“因縁の相手”のファンと直接対決
ラッパーのカーディ・Bとニッキー・ミナージュといえば、ともに音楽界で大きな成功を収めている2大女性ラッパーとして、つねに比較される、因縁のライバル的存在。
2018年の秋には、以前から不仲がウワサされていた2人がファッションウィーク期間中に開かれたパーティーで大乱闘寸前の騒ぎを起こし、一大バトルに発展したこともあったが、その後しばらくは、お互いに口を慎み、一時休戦しているように見えた。
しかし、今週、カーディが、ニッキーへのディスととれる、ある意味深なツイートをしたことで、ニッキーのファンたちが激怒。
ツイッター上でカーディに対してバッシングを繰り返したが、それに対し、カーディーが文句があるなら直接言って欲しいと、路上での対決を申し出るという異例の行動に出た。
ことの発端となったのは、ニッキーがコロンビア人シンガーのキャロル・Gとのコラボで新曲「Tusa(トゥーサ)」をリリースした直後にカーディが発した、「私がパスしたやつだからね…まあちびちび甘い蜜を吸っておきなさい」というツイート。
カーディが、同曲でのコラボの話は、もともとニッキーよりも先に彼女にオファーがあったが、それを蹴ったことを示唆しながら、ニッキーをバカするような発言をしたと受け取ったファンたちは、カーディに総攻撃。
これに対し、カーディーは、マンハッタンの46th通りと8thアベニューの交差点にいることを示す動画を投稿して、文句があるならネット上で言っていないで、直接話しに来るべきだとニッキーのファンたちを挑発した。
すると、これに反応した2人組の男性ファンが、カーディが待つ交差点へ直行。しばらくの間、お互いに「どこにいるの?」、「いないじゃん」、「嘘つき」というやりとりを繰り広げたものの、男性たちはリムジンで乗りつけたカーディと本当に対面。
その様子を収めた動画がコチラ。
Cardi B responds to the two men after they claimed they were simply trolling:
— Pop Crave (@PopCrave) November 8, 2019
“I’m not about trolling— I pull the f*ck up.” pic.twitter.com/oQiLCqFxI6
本物のカーディを目の前にして、少し怖気づいた部分もあったのか、「ふざけて攻撃したただけ」と言い訳したニッキーファンたちに、カーディーは「おふざけは好きじゃない。行くっていったら本気で行くからね、私は」とフレンドリーな笑顔を見せ、なんとかガチンコバトルは回避。
その後、カーディとこのニッキーファンたちは、そろって、お互いへの悪口ツイートを削除したため、和解に至ったものとみられる。
しかし、SNS上で言い争っていたセレブが本当に自分の目の前に姿を現すとは、このニッキーファンの男性2人も相当度肝を抜かれたはず。今回のことをきっかけに、「ちょっかいを出せばカーディに会えるかもしれない」と、よからぬことを企てる輩が増えないことを祈る。(フロントロウ編集部)