※この記事は映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』のネタバレを含むのでご注意ください。
子供時代のルーザーズ・クラブを“お直し”
大ヒット公開中の映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』で監督を務めるアンディ・ムスキエティと、監督の姉であり製作のバルバラ・ムスキエティにフロントロウ編集部が特別にインタビュー。監督の口から、ルーザーズ・クラブの子供時代を演じる子役たちにまつわる“驚きの事実”が明らかにされた。
上が2017年公開の前作『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』のプレミアで、下が2019年公開の最新作のプレミアで撮影された、ルーザーズ・クラブの子供時代を演じる子役たちの写真。そこまで外見的に大きな変化はないように見えるが、監督のアンディによると、前作から続編の撮影開始までの“2年間のブランク”が原因で、ずいぶんと苦労をさせられたのだとか。
「前作の撮影から2年近く経っていたから、子供たちもだいぶ成長していた。眉毛が太くなって、鼻が大きくなって、ヒゲが生えて(笑)だから、ちょっとだけ“お直し”をしたんだ。体を細くしたり、背を縮ませたり、顔を小さくしたり、鼻を小さくしたり、頭を大きくしたり、肩幅を狭くしたり、そういった細かい調整をした」
子供たちは前作と同じ年齢という設定のため、約2年分の成長を“なかったこと”にするための作業が行われていたことを告白。外見だけでなく声もちょっといじっており、別の子役を雇って部分的に吹き替えをするなど、見る人に「外見が変わった」「声が変わった」といった違和感を与えないように、子供たちの登場シーンにはかなりこだわったそう。
「(映画を見た際)そのことに気づいた?」と聞かれたので、インタビューを担当したフロントロウ編集部が「まったく気づきませんでした」と答えると、アンディもバルバラも“だと思った”と言わんばかりに満足げな表情を浮かべていた。
ただし、ルーザーズ・クラブの紅一点、ベバリー役のソフィアだけは外見も声もまったく変わっていなかったらしく、バルバラいわく修正する必要がないほど「完ぺきだった」とか。(フロントロウ編集部)