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米Glamourのウーマン・オブ・ザ・イヤーを受賞したシャーリーズ・セロンが行なったスピーチが、素晴らしいと称賛されている。(フロントロウ編集部)

女性を勇気づけるスピーチ

 米女性誌のGlamourが、その年活躍した女性に送る「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」を発表した。賞には俳優、活動家、アスリート、作家、映画製作者など、さまざまな分野で活躍した女性が選ばれ、それぞれがスピーチ。なかでも、映画『ボムシェル』で主演を務めたシャーリーズ・セロンのスピーチは注目すべきものとなった。

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 映画『ボムシェル』は、2016年に米大手ニュース局Fox Newsで勃発した衝撃的なセクハラ事件に焦点を当て、そこで働く女性たちのMeToo運動の様子を描き出した作品。同作品の製作陣やキャストたちは、この映画がセクハラ被害を受けた経験のある人を勇気づけ、立ち上がるきっかけになればと願いを込めたという。

 その功績が評価され受賞に至ったシャーリーズは、「ああ、なんて夜…びっくりしすぎて、私の顔にはもう“グラマー”(魅力)なんてないでしょう!」と、雑誌のタイトルにちなんだジョークと共に喜びを表した。

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 登壇したシャーリーズは、「(女優の私が)多種多様で複雑なストーリーを伝えることにより、現在大きな問題となっている人種差別や性差別、同性愛嫌悪や外国人嫌悪などに立ち向かうための、普遍的な“フィルター”をオンにできるはず」と、さまざまな困難の中で生きる女性たちが共感し助け合うことの大切さを説いた。

 さらにシャーリーズは、会場全体に語り掛けるように、「自分に誇りをもって声を上げて。そして、共感して立ち向かいましょう。なぜなら変化を生み出せるのは、自分自身しかいないから」と投げかけ、「私たちは一緒にいます。できないことは何もありません。そして私は、皆さんのことを支援するためにここに立っています。ただそれだけなのです。ありがとう」と締めくくった。

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 この力強いシャーリーズのスピーチには、会場からは拍手喝采が贈られた。(フロントロウ編集部)

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