大御所シンガーのシンディ・ローパーが、昨今話題を集めている日本の女性は眼鏡をかけることを禁止するという一部の企業について反応した。(フロントロウ編集部)

シンディが日本の話題に反応

 最近日本の一部の企業が、女性に眼鏡ではなくコンタクトレンズの着用を求め、女性は職場で眼鏡をかけてはいけないというルールを用いているというニュースが波紋を呼んでいる。航空会社だと安全上の理由から、接客業だと冷たく見えるからなどの理由で、女性に職場での眼鏡禁止令を下している企業があることがテレビ番組で取り上げられ、このニュースが報じられると女性差別にあたるとして一気に海外でも話題になり、大手メディアが続々と報じた。

 そんななか、この話はあるセレブの耳にも入った。そのセレブとは、2019年にデビュー35周年を迎え、10月まで日本でツアーを行なっていたシンディ・ローパー。シンディは、自身のツイッターで英BBCが報じたこのニュースを引用リツイート。そして自身が眼鏡をかけている写真をアップして「眼鏡はより効率的に仕事を進めるように手伝ってくれる」とコメント。

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 さらには、2019年6月に日本の職場における女性のハイヒールの着用義務の廃止を求める、セクハラ撲滅運動MeToo(ミートゥー)と「靴・苦痛」という言葉を合わせたKuToo(クートゥー)というムーブメントにも言及し、「職場でも私の靴は快適」と、自身の職場でハイヒールではなくオックスフォードシューズを履いている姿を「#KuToo」や「#MeToo」というハッシュタグをつけてツイッターで公開した。

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 シンディは長年、女性の権利向上のために働きかけており、デビュー曲「ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン」は、リリースから30年以上経った今でも愛され続ける、女性たちを力づけるアンセムとして知られている。

 親日家で女性の権利向上のために積極的に動いているシンディ。そんな彼女だからこそ、今回のニュースは見逃せず、自身で何か日本のために発信しようと思ったのかもしれない。

 ちなみに日本は先進国ながら、なかなか男女の格差が埋まらず、世界経済フォーラムが毎年発表する各国における男女格差を測るジェンダー・ギャップ指数では、149ヵ国中110位とG7のなかでは最下位を記録している。

 この日本での男女の格差は、高校までの教育や出生率などの項目では不平等が見られず、世界トップクラスの高い水準で知られている。しかし、大学などの高等教育をはじめ、社会に出てからの所得や社会的地位などにおいては男女間で大きな開きがあり、100位以下という低水準となっている。(フロントロウ編集部)

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