普段から愛用している香水が「なんだか変?」と感じたら劣化が始まっているサインかも。海外の調香師が、香水の劣化を見極めるポイントと長持ちさせるコツをアドバイス。(フロントロウ編集部)

香水にも使用期限はある?

 食品とは違い、化粧品に分類される香水には、使用期限の表示は義務付けられていない。そのため、「いつまで使っていいのか、わからない」という人も多いのでは? そんな香水の不安点を調香師のジャン・フォッケンブロックが解消。香水の寿命と長持ちさせる方法を紹介した。

画像: 香水にも使用期限はある?

香水の劣化を見極めるサイン

 香水の劣化を見極める大きなポイントは、「香水の変色」「香りの変化」

 ジャンいわく、香水の色が透明だったものが黄色くなったり、香りに酸っぱさや埃っぽさを感じるようになったりしたら、それは香水の劣化が進んでいるサイン。

 もし香水に劣化のサインが見られる場合は、肌に直接つけずに、ティッシュなどに吹きつけて香りを確認してみて。すこしでも違和感を覚えたら、使用は控えるように。

画像: 香水の劣化を見極めるサイン

香水の寿命

 一般的に香水の寿命は、未開封の場合は3~5年すでに開封したものは1~2年が目安とされている。そのためジャンは、「香水は1年経ったら、新しいものを買うことを検討すべき」と米メディアInstyleに明かした。

香水を長持ちさせるには

 香りの寿命を延ばすコツは、酸化させないこと。香水は温度変化にとても弱い性質を持つため、ジャンは、光の少ない涼しい場所での保管を徹底するようアドバイス。とくにガラス瓶に入った香水は、直射日光に当たるとすぐ劣化してしまうため注意が必要だという。

画像: 香水を長持ちさせるには

香水を冷蔵庫に入れる⁉

 香水を長持ちさせる裏ワザとして、ジャンは、なんと香水を冷蔵庫で保管するという方法を紹介。なんでも香りを閉じ込めるのに最適な場所だという。しかし、先ほどお伝えしたように、香水は温度変化に弱いもの。いったん冷蔵庫に入れてしまうと、気軽に香水の移動ができなくなるため、冷蔵庫に保管する判断は慎重に。

 どんなにつけ慣れた香水でも、劣化が進むと肌荒れやかゆみの原因になることがあるので、香水に違和感を覚えたら、プロのアドバイスを参考にしてみて。(フロントロウ編集部)

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