洋服の英単語が理由で入園禁止
米フロリダ州にあるユニバーサル・オーランドで、元警察官の男性が入園を拒否された。
男性は、恋人と一緒に夕方にパークに到着。入園前のセキュリティチェックで、ポケットの中身まで調べられる厳しいチェックを受け、いざパークに入ろうとしたところ、男性の着ている洋服に描かれた文字が原因で中には入れないと、入園を拒否されたという。
その時の男性は、「Retired Police Officer(元警察官)」と描かれたロングTシャツを着用していた。アメリカでは、元警察官であることを文字やロゴで表明したTシャツは一般的に販売されており、元警察官などがこうしたTシャツを着用することは珍しいことではない。
しかし、男性の対応をした従業員は、ユニバーサル・スタジオの規定では「PoliceOfficer(警察官)」という文字が描かれているアイテムは、いかなる場合でもパークの中に入れられないと主張。
不満に思った男性は、スーパーバイザーを呼んで説明を求めたが、やはり「Police(警察)」という言葉が入ったアイテムは、本物の警察とセキュリティの存在がゲストを混乱させるとして持ち込めないと言われたという。ただ、男性が着用していたのは、「Retired Police Officer(元警察官)」であって現役の警察ではないことや、正確に「Police」と描かれた服や小物を身に着けてはいけないことがマニュアルには書かれていなかったことから、男性は1時間近く交渉した結果、入園を許可された。
ユニバーサル・オーランドでは、過去にも同様の騒動が数回報告されており、2013年に「Police」と描かれたTシャツを着た現役警察官が入園を拒否された時には、ユニバーサル・スタジオの広報は、警察官が自身の身分がわかる服装で入園してもいいという声明を発表していた。(フロントロウ編集部)