アレルギー反応で病院へ、原因は夫
アメリカに住む女性はある日、「めまい、下痢、手足の痒み、そして発汗」の症状を発症。病院を訪れた彼女を診察した担当医は当初、彼女が低血圧になっていたことから、敗血病を疑ったという。しかしさらなる検査で、女性はアナフィラキシーショックを発症していることが発覚した。
女性がアレルギー物質を触った経路は、なんと夫との性行為。

じつは、女性の夫は細菌感染症のために抗生物質のナフシリンを摂取していた。しかし女性は抗生物質のペニシリンアレルギーがあり、夫の精液を通して女性に付着したナフシリンが、女性にアナフィラキシーショックを引き起こしたと見られる。女性の話をまとめた医師は、「Almost Killed by Love: ACautionary Coital Tale(愛によって殺されかけた:教訓的な性行為の物語)」というタイトルのレポートで結論づけた。
女性は、自分にペニシリンアレルギーがあることを自覚しており、幼少期から摂取を避けてきたという。しかし、まさか夫が摂取していた抗生物質によって自分のアレルギーが発症するとは思わなかったそう。
原因と症状が明らかになったあと、女性は適切な治療を受けて体調が回復。しかし医師は、彼女の夫がナフシリンの摂取を終えたあと、少なくとも1週間が経過するまでは性行為を控えるように指示したという。
性行為によって発症が考えられるアレルギーには他にも、精子アレルギーや、コンドームに反応するゴムアレルギーなどがある。(フロントロウ編集部)
記事内の画像はすべてイメージです。