きっかけはハリーが披露した“コント”
活動休止中のワン・ダイレクション(以下1D)のメンバーで、現在ソロで活動するハリー・スタイルズが、新曲&新アルバムのプロモーションを兼ねてアメリカの人気コメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ(Saturday Night Live)』にホスト兼音楽ゲストとして出演。そこで披露したコントが原因で、アメリカの食パンブランド「サラ・リー・ブレッド(Sara Lee Bread)」の公式インスタグラムのアカウントに卑猥なコメントが殺到するという異常事態が発生している。
Sara Lee’s Instagram activity has been a little…-. #HarryOnSNL pic.twitter.com/jBjZ0vYbtC
— Saturday Night Live - SNL (@nbcsnl) November 17, 2019
今回、実在する食パンブランド「サラ・リー・ブレッド」(以下サラ・リー)のインスタグラムの運営をまかされている同性愛者の青年役でコントに挑戦したハリー。
ハリー扮する同性愛者の青年が、サラ・リーのインスタグラムのアカウントを使って性的なメッセージをセレブや一般人に送っていることが発覚し、上司に呼び出されるという設定で、シンガーのニック・ジョナスのインスタグラムに「Wreck me daddy(僕をめちゃくちゃにして、ダディ)」「Destroy me king(僕を破壊して、キング)」とコメントしていたことや、欧米で「男性器」の意味で使われることが多い「ナスの絵文字」を一般人に送りつけていたこと、さらにサラ・リーの公式インスタグラムにアップした商品の写真に、「3人でヤッて、今ものすごく気分が落ち込んでる」という不適切なキャプションをつけて投稿していたことなどを上司から追及されて、オドオドするハリーの姿が大勢の視聴者の笑いを誘った。
この話自体はもちろんフィクションだが、これらの卑猥なメッセージの数々が、“本物”のサラ・リーの公式インスタグラムに悲劇を招くことに…。
番組終了後、放送を見た人たちがサラ・リーの公式インスタグラムに直行。現在、同アカウントのコメント欄は、コントに出てきたのまったく同じ内容のメッセージや絵文字で埋めつくされている。
ちなみに、騒動を受けてサラー・リーの公式インスタグラムは、コメント欄を一時閉鎖する事態にまで追い込まれたが、その後再び再開。ただし、同社は今回の件についてあまり快く思っていないようで、『サタデー・ナイト・ライブ』がつねにハイレベルな笑いを追求する姿勢に理解を示しつつ、自分たちはコントの内容とは無関係なので、「放っておいてほしい」と思っていることを公式声明文のなかで明かしている。(フロントロウ編集部)