5年前のスピーチが話題に
世界中が注目する音楽チャート、ビルボード・ミュージック・チャートを運営する米Billboardが毎年恒例で年末に発表している「ビルボード・ウーマン・オブ・ザ・イヤー」。
その年、最も音楽界で輝かしい功績を残した女性アーティストに贈られるこの栄誉は、過去の受賞者には、マドンナやビヨンセ、レディー・ガガ、ケイティ・ペリー、アリアナ・グランデ、セレーナ・ゴメスといった錚々たるシンガーたちが名を連ねる。
シンガーのテイラー・スウィフトも、この名誉に輝いた女性アーティストの1人。
2014年にビルボード・ウーマン・オブ・ザ・イヤーの座を獲得したテイラーは、授賞式のステージで、後に続く世代の若きアーティストたちについて、こんな風に語っていた。
「私たちは、若い世代のアーティストたちに何かを継承し続けられるよう努めていかなくてはなりません。将来このウーマン・オブ・ザ・イヤーという賞を受け取る女性は、今頃、どこかでピアノのレッスンを受けていたり、合唱団に参加していたりするかもしれないのです。私たちはそんな“彼女”を大事にしなくてはなりません」
This was when Taylor won woman of the year back in 2014, billie was 12 at the time and ocean eyes wasn’t even released, she actually was in choir and did play the piano... fast forward to 2019 and she is WOMAN OF THE YEAR pic.twitter.com/iLKbvkCc2E
— mimi #1 EIW stan (@billiesburrito_) November 27, 2019
テイラーが5年前に行なったこのスピーチが、2019年に大ブレイクした17歳のシンガー、ビリー・アイリッシュの過去&現在と合致するということに気がついたあるファンが、感無量の様子でツイッターでこうコメント。
「ビリーはこの時12歳で(デビュー曲の)『オーシャン・アイズ』もまだリリースされてなかった。ビリーは当時、合唱団に所属していて、さらに、ちょうどピアノも習ってたよね…時間を2019年に早送りしてみて。ビリーはウーマン・オブ・ザ・イヤーを獲ったよ」.
そう、2019年のビルボード・ウーマン・オブ・ザ・イヤーに輝いたのはビリー。
ファンの指摘どおり、デビュー前のビリーの経歴は、テイラーがスピーチ内で挙げたものにピッタリと当てはまっており、まるで、テイラーがビリーの受賞を2014年の時点で予言ていしたかのような錯覚を起こしてしまう。
このことを知ったビリーとテイラーのファンたちは、こぞって驚きのリアクションを見せているが、当の本人のビリーと彼女の兄で一緒に楽曲制作を行っているフィネアス・オコネルも、この偶然とは思えない一致に感動したようで、このファンの投稿に「いいね!」をしていた。
ビルボード・ウーマン・オブ・ザ・イヤーの受賞は12月12日に開催される「ビルボード・ウーマン・イン・ミュージック」の授賞式で正式発表されるが、受賞スピーチで、今度はビリーがどんなことを語るのかにも注目が集まる。(フロントロウ編集部)