じつは間違っている、絡まった髪の直し方
寝起きは髪が絡まりやすいけれど、日中も日常生活でいろいろと動き回るなかで、気がつけば再び髪が絡まっているということも。セレブを担当するヘアスタイリストのケンダル・ドーシーは、髪が絡まる原因について、「乾燥のために髪が絡まることはよくある」と英メディアByrdieにコメント。
髪が乾燥していたり髪に癖があったりすると絡まりやすくなり、そのとかし方によっては髪にダメージを与えてしまうので、絡まりをほどく時には注意が必要。しかしケンダルいわく、実際には多くの人が間違った方法で絡まった髪をとかそうとしているという。
強引にほどいたりとかすのはNG
まずケンダルは、絡まった髪のほどき方で多くの人がやっている間違った方法として、無理やり力をかけてほどこうとする方法を指摘。
髪を手櫛して引っかかりを感じたとき、やりがちな直し方が、髪をさくようにしてほどく方法や、ブラシや櫛で髪を上から下に強引にとかそうとして、絡まった部分でブラシや櫛が止まってもぐっと下に引っ張るように力をかける方法。しかし、これらの方法はNGなのだそう。
そのように力任せで絡まりをほどこうとすると、枝毛や切れ毛の原因になってしまったり、その時はほどけて解決したように思えても、時間とともに髪がもろくなり、絡まる悩みが加速していく可能性もあるという。
シャンプーで解決しようとするのはNG
また、絡まった髪をほどかずに、シャンプーやコンディショナーをして髪をリセットしようとするのもやめたほうが良いそう。ケンダルは、「髪を濡らすことで絡みが強固になってしまい、もつれをほどくのがさらに困難になって髪がダメージを受けやすくなる」と話している。
絡まった髪を正しくほどく方法
ケンダルは、髪を傷めずに絡まりをほどく方法について、「歯の間隔の広い櫛や、パドルブラシを使うようにして」とアドバイス。感覚の狭い櫛やブラシとは異なり1本1本の間隔が広いため、絡まった髪をほどくのに最適で、髪の毛に優しいのだそう。
また、流さないタイプのコンディショナーを櫛に塗っておくのも、絡まった髪をゆるめるのに効果的なのだとか。
絡まった髪の正しいほどき方についてケンダルは、「髪の束を少量ずつに分けて、毛先からはじめて、辛抱強く少しずつ上に移動させてほどいて」と話し、一気にほどこうとせず、上からではなく下から少しずつとくようにアドバイスした。
そもそも、絡まない髪にするには?
絡まりやすい髪は、どんどん傷みが加速していき、さらに絡まるという悪循環に陥りやすい。絡まりやすい髪はもろくなって乾燥している可能性があるため、髪の乾燥ケアが有効なのだそう。
自宅でできる!絡まらない髪にするスペシャルケア法
ケンダルがオススメするその方法は、バージンオリーブオイルを髪に塗って、約20分間スチーマーに当てるというもの。
ケンダルは、「オリーブオイルの油分とスチームの水分が、髪にしっかりうるおいを与えてくれる」と説明。スチーマーがないときは、オリーブオイルを塗った髪をシャワーキャップやラップで包むようにするのも良いそう。
また、週に1度ヘアトリートメントやヘアマスクでスペシャルケアをしたり、寝るときにシルク製の枕カバーを使うことも、髪のダメージを防いで絡まりにくい髪が作れるのでオススメなのだそう。
髪が与える印象は大きいし、うるおった髪だと自分自身も気持ちが良いもの。つややかな美髪を手に入れるために、できるものから取り入れてみては。(フロントロウ編集部)