美しくなるためにお金をかけるべきは?
スキンケアやメイクアップはほぼ毎日行なうけれど、どちらにも最大限の金額をかけるのはなかなか難しいもの。
スキンケアは肌の状態を整えてくれ、さらには将来的にエイジングの行方も左右させるため、なるべく良いものを使いたい。けれど、スキンケアは毎日使うため定期的に買わなければならず、高価な製品を使うと毎月少なくはない出費が必要。
また、メイクについては、肌を美しく見せるためのベースメイクコスメが美しさの決め手となり、仕上がりを左右させる大きなポイントになってくるうえ、肌に直接触れるのものなので成分や品質などにも妥協ができない。
最近はスキンケアもコスメも、プチプラで良いものがたくさんあるため、バランスよく予算配分したいところだけれど、実際にはスキンケアとメイクコスメ、どちらにより多くの予算を使ったほうが良いのか。そんな疑問にプロがアドバイスした。
欠点をカバーするならスキンケアが重要
メイクアップアーティストのステファニー・フロールは、「多くの人は、欠点をカバーするためのベースメイクを重視するけれど、そういう人にとって一番投資すべきなのはスキンケアよ」と英メディアByrdieにコメント。
理由について、「肌を整えることで、メイクアップの行程を大幅に改善することができるの。メイクは持ちが良くなるし、美しく仕上げやすくなる」と話した。
さらに、ファッションショーでのメイクなどを手掛けるメイクアップ・アーティストのマイケル・エモンも、「肌がくすんだり疲れているときにコンシーラーを使っても、それほど効果はない。重さのあるコンシーラーに手を伸ばすのではなく、うるおいや輝きを肌に与える美容液を選んだほうが良い」とアドバイス。
メイクを行なう2人のプロが、ともにスキンケアにより投資すべきだと話した。2人は実際に多くのモデルやセレブの肌をメイクし、その仕上がりを見てきたなかで確信していることなので、実データにもとづいた結論と言っても過言ではなさそう。
ちなみに、双子セレブとして知られるオルセン姉妹の妹で、映画『キャプテン・アメリカ』シリーズのスカーレット・ウィッチ役やリメイク版『Godzilla ゴジラ』などで知られる女優のエリザベス・オルセンもメイクよりスキンケアに投資する派で、「私はスキンケアにはお金を使うの。キャリアへの投資と考えている」と話している。
ベースメイクでも良いものは金額をかける価値があるし、スキンケアもプチプラでも良いものもあるので、あくまで参考程度ではあるけれど、「メイクの土台となるのはスキンケア」という事実は、頭に入れておくと良さそう。(フロントロウ編集部)。