「エロ―ダ」の謎がついに解き明かされる
11月に入り、突如、SNS上に出現し、世間を騒がせていたミステリアスな架空の島「エローダ(Eroda)」が、ウワサどおり、やはり、シンガーのハリー・スタイルズの仕業だったことが判明した。
ハリーは、日本時間の12月1日深夜、何の事前告知もなく、公式YouTubeチャンネルで1本の動画を公開。
新曲「アドア・ユー」の公式トレーラーとして公開された同映像は、笑顔を知らない人々が暮らす寂れた島「エローダ」を舞台にしたショートフィルムで、ハリー演じる“ほかの人とは違う”主人公が、ひょんなことから、海で出会った“魚”との友情を芽生えさせるという、不思議なダークファンタジーとなっている。
生まれつき、あまりにも眩しすぎる笑顔を放ってしまうため、しかめっ面ばかりしている閉鎖的で古い体質の人々が暮らす漁村では、完全に浮いた存在となってしまうハリー演じる主人公。
他人との違いに胸を痛め、いっぱいいっぱいになってしまった主人公は、海辺での入水自殺を心みるが、そこで出会ったのが、自分と同じ悩みを抱え、同じように自殺を図ろうとしていた1匹の魚だった…。
「彼はやがて笑顔を失い、それにより世界にはさらなる闇が訪れ、風はより冷たくなり、海はより荒れ狂った」、「友情失くしては、私たちはみんな希望も家も帰る港も無い迷子だ」といった哲学的なナレーションが胸を打つこのショートフィルムは、たくさんの人々の心に訴えかけたようで、ツイッターでは、事前告知が無かったにも関わらず、新曲のタイトルである「#Adore You」がワールドトレンド入り。
その後、動画の公開から2時間ほど経ってから行われたハリーのSNSへの投稿では、新曲「アドア・ユー」が12月6日に解禁されることが明かされた。
「アドア・ユー」のショートフィルムの最後は、ハリーが魚を持ち帰ろうとする姿とともに、「To Be Continued…(続く)」というメッセージが表示されるが、MVの全編、もしくは、この後に続く物語は一体どんな展開となるのだろうか?
ハリーのソロ2作目となるニューアルバム『ファイン・ライン』は「アドア・ユー」の解禁から約1週間後の12月13日にリリースされる。(フロントロウ編集部)