今年56歳となるブラッド・ピット
もうすぐ56歳になるブラッド・ピットといえば、『リバー・ランズ・スルー・イット』や『セブン』に出演し、最近では『それでも夜は明ける』や『アド・アストラ』のプロデューサーも務めるなど、多岐にわたって活動している。
私生活では、ジェニファー・アニストンと2000年から2005年まで結婚。そしてアンジェリーナ・ジョリーとは、長年の交際を経て2014年に結婚したが、2016年に離婚を申請した。
とくにアンジェリーナとの離婚劇はドロ沼化し、ブラッドは子供たちを含む家族との関係に悩んでいると報じられてきた。
自身のアルコール依存症も離婚の原因だと認めているブラッドは、その過程で自分自身を見つめ直し、最近ではアルコール中毒者更生会への参加について語ったり、有害な男らしさを持たないほうが良いという考えを述べたり、心に抱えていた困難や変化をオープンにしている。
そんなブラッドが、米interviewによる大御所俳優アンソニー・ホプキンスとの対談に参加。アンソニーがブラッドに「君は泣いたりするの?」と聞いたところ、ある事実を明かした。
「僕は泣かない人として有名なんだよね」
アンソニーは、ドキュメンタリーを見たりして泣いてしまうと話したのに対し、ブラッドは泣かないとばっさり。しかし、最近では自分にある変化が起きているとも明かした。
「たぶん、20年ぐらいは泣いていなかったね。でも最近では、この人生の後半において、かなり感動するようになったんだ。子供たちによって、友人たちによって、ニュースによって。ただただ感動するんだよ。僕は、それは良いことだと思う。どうなっていくかは分からないけれど、それは良いサインだと思う」
20代の頃からハリウッドで30年以上活躍し、プライベートでも様々な出来事を経験したブラッド。世間一般では、若いころのほうが感性は豊かだと考える人も多いけれど、ブラッドの実体験では違うよう。
ブラッドの話を聞いた、今年82歳になるアンソニーは、さらに年を取れば、もっと泣きたくなるだろうと明言。「それは悲しみに対してじゃない。それは、人生の栄光に対して」と明かし、先輩俳優として、ブラッドはこれから自分と同じ道を極めてくるであろうと語った。(フロントロウ編集部)