乾燥する季節なってくると気になる「ボディケア」アイテム。美肌をキープするのに欠かせない保湿アイテムだけれど、ボディローションとボディオイルで悩む人も多いのでは? そんな意外と知られていない“ボディローション”と“ボディオイル”の違いやそれぞれの特徴をプロが解説。(フロントロウ編集部)
画像: 結局どっちがいいの?「ボディローションVSボディオイル」にプロが終止符

ボディオイルのメリット

 専門家によると、ボディオイルの最大のメリットは、「肌への浸透性」

 自然派スキンケア・ブランド「ノト・ボタニックス(Noto Botanics)」の創設者グロリア・ノトによると、代表的なアボカドオイル、ホホバオイル、アーモンドオイルなどの植物性オイルは、肌に含まれる“天然の保湿クリーム”と言われる皮脂と似た構造を持っているため、他の保湿剤に比べて肌に吸収されやすく、肌の水分バリアの回復を素早く促してくれるため、肌質改善も期待できるという。

画像: ボディオイルのメリット

 そのため多くの皮膚科医が、肌トラブルに悩む人や脂性肌の人に、あえてオイルを勧めているのも、このオイルの持つ高い浸透力と保湿力によって肌質改善が期待できるからだとグロリアは言う。

ボディローションのメリット

 一方で、ボディローションの最大のメリットは、「肌への保湿性」

 ニューヨークの皮膚科医レイチェル・ナザリアン医師は、保湿力にだけフォーカスを当てるのなら、水分と油分をバランスよく配合したボディローションに軍配が上がると米メディアByrdieにコメント。

画像: ボディローションのメリット

 というのも、ボディオイルの特徴は水分を閉じ込める性質にあるから。レイチェル医師は、「ボディオイルは、シャワーや入浴で肌が水分を吸収した後に使って、水分の蒸発を防ぐのにはベスト」と説明。一方でボディローションは部分的に水をベースにしているため、「保湿性がよく、肌の水分保持能力を高めるのに適している」と話し、ボディクリームを塗る前の下準備・水分補給などにオススメだという。

結局どちらがいいのか?

 結論から言うと、どちらが良いかの答えは、個人的な好みタイミングにかかっているとのこと。レイチェル医師は、「ボディオイルは、肌が濡れている時に最も効果を発揮するため、入浴直後が1番オススメ」と語り、逆にボディローションは、「すでに水分が含まれているため、時間に関係なくいつでも使えるのがメリット」と話している。

画像: 結局どちらがいいのか?

 つまり、両方とも持っていて損はないため、自分の肌の状態や使うタイミングによって使い分けるのがベストだと専門家たちは言う。

 それぞれに特徴をもつ保湿アイテム。乾燥する季節は保湿がなにより大事になってくるため、ボディケアアイテムの選び方に困ったら専門家の意見を参考にしてみて。(フロントロウ編集部)

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