シリーズの最終章として膨らんでいた期待
映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は、1977年から9作品にわたって展開されているシリーズの最終章として2019年12月20日に公開。
本作は“スカイウォーカー・サーガ”とも呼ばれ、おなじみのキャラクター、ダースベイダーやルーク・スカイウォーカーなど、“スカイウォーカー家”を描いた物語。
『スター・ウォーズ』シリーズは世界的に人気が高く、最終章である本作には特に期待がかけられていた。
しかしながら公開後のレビューは賛否両論で、ファンの間では激論が交わされる事態に。映画批評サイトのスコアは、歴代公開作品の中でも最低ランクの評価を記録した。
そのことに対し、監督のJ.J.は、ハリウッドの映画芸術科学アカデミーで開かれたプレミア上映後、米Vanity Fairのインタビューに回答。
評価に対し冷静な回答
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』に寄せられている批判的な意見に対し、「映画のなかでファンが理解しきれてない点はありますか?」という質問をされたJ.J.は、「いや、彼らは正しいよ」と回答。さらに、「この映画をこよなく愛してくれていた人たちもまた正しいと思う」と答えた。
そして、見た人全員を喜ばせることは不可能だということを指摘し、「ストーリーや音楽、デザインなどを決めることは、誰かを喜ばせ、他の誰かを激怒させるとわかってたよ。だから、全部OKなんだ」と続けた。
くわえて、2017年に公開された前作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の監督、ライアン・ジョンソンと不和があったのでは、と尋ねられたJ.J.は、「対立があればもっと面白いことになっていただろう」と一蹴。
映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は2019年12月20日に公開が始まったばかり。(フロントロウ編集部)