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キム・カーダシアンが日本の「風呂敷(ふろしき)」に着想を得たと思われるギフトラッピングを施したクリスマスプレゼントを披露した。(フロントロウ編集部)

エコでミニマルなギフトラッピング

 dTVで日本独占配信中の『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』に出演するリアリティスターのキム・カーダシアンと言えば、夫でラッパーのカニエ・ウェストともども、大の親日家として知られている。

 2019年は、日本愛が高じて自身のアンダーウェアブランドに日本の伝統衣装である「着物」と同じ「KIMONO(キモノ)」と命名して文化盗用だと指摘を受けるという過ちもあったものの、キムとカニエは、何度もお忍びで日本を訪問し、文化への造詣を深めるとともに、新たな魅力を発見している。

12月頭に来日した際、次女のシカゴちゃんと東京で撮影した1枚。

 そんなキムが、カーダシアン家のメンバーたちと交換し合うプレゼントのギフトラッピングをインスタグラムストーリーを通じて公開。

 「これが今年のウェスト家のホリデーラッピングよ! 我が家では、家族ひとりひとりが好きな色やテイストを選ぶの。こうすることで、どのプレゼントが誰からか、わかるようにしているのよ。今年はクリーミーベルベットにしたわ」とコメントが添えられた写真には、包装紙の代わりに、ベルベットの布地を日本の「風呂敷」のように使ってラッピングされた大小のギフトが並んでいた。

画像: ©Kim Kardashian West/ Instagram

©Kim Kardashian West/ Instagram

 この環境に配慮したギフトラッピングには、世間から称賛の声も寄せられたものの、あまりにもミニマルなその仕上がりに、「クリスマスらしくない」、「全然ワクワク感がない」といった冷ややかな意見も。

 さらに、ベルベットというなかなか扱いづらく高価な生地を使用したことに関しても、「絶対自分でやってないでしょ」、「お金持ちじゃないとマネできない」といった声も上がった。

 しかし、色柄や素材はさておき、再利用可能な布を使ってラッピングしたことに対する評価は高く、「無駄を減らすのは良い事」、「いいアイディアだと思う」といった関心のコメントも多く聞こえる。

 ちなみに、キムは、米現地時間22日にニューヨークのリンカーン・センターで行なわれた夫カニエが手がけるオペラ『Mary(メアリー)』を長女ノースちゃんと長男セイント君を連れて観劇に訪れており、その際には、ギフトラッピングに使用したものとよく似た色合いのベルベット素材のドレスを着用していた。

画像: エコでミニマルなギフトラッピング

 このドレスのブランドは不明だが、もし、この日のためにカスタムメイドされたものだったとしたら、キムがドレス用の布の余りをラッピングに使用したという可能性も? 


海外では風呂敷ラッピングの人気と需要が上昇傾向に

 2019年は、英ケンブリッジ辞典が「廃物やもう使わなくなったものを、新たな素材やより良い製品に作り替えて価値を高めること」を意味する「Upcycling(アップサイクリング)」を“ワード・オブ・ザ・イヤー(今年の言葉)”に認定。さらに、世界規模で行なわれた気候変動マーチの象徴となった16歳の少女グレタ・トゥーンベリが米Time誌が選ぶ“パーソン・オブ・ザ・イヤー”に選ばれるなど、環境破壊やリサイクルが例年にも増して注目を集めた1年となった。

画像: 海外では風呂敷ラッピングの人気と需要が上昇傾向に

 そんななか、海外では、何度も使い回しができる日本の風呂敷にヒントを得たギフトラッピングの人気がますますアップ。エココンシャスやサスティナブルを意識したアパレル、ビューティーブランドなどでは、風呂敷風の布を使ったラッピングサービスを提供するショップも増加しているほか、自宅でも率先して風呂敷スタイルのラッピングを取り入れる若者が増えている。(フロントロウ編集部)

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