テカるのに乾燥するのはなぜ?
普段はテカリやべたつきが気になるため、クリームや乳液など保湿力の高いアイテムを避けがちな脂性肌、混合肌のスキンケア。
しかし、ロサンゼルスで活躍するセレブ御用達エステティシャンのジョシュア・ロスによると、「保湿は乾燥肌の人しか使わないという見解は大きな誤り」と話し、脂性肌や混合肌の人こそしっかり保湿を行なう必要があると米メディアByrdieに明かした。
というのも、肌がテカるのに乾燥を感じる原因のひとつが、肌の水分量不足。

脂性肌だからと言って保湿を怠ってしまうと、肌の水分量が徐々に減り、それを補おうと皮脂が過剰に分泌されるため、このような悩みが起きるとジョシュアは説明。
脂性肌や混合肌の人は皮脂や汗が多いため、表面上はうるおっているように感じるけれど、実は肌の内側が乾燥している、いわゆる「隠れ乾燥」を引き起こしていることに気づいていない人も多いという。
「隠れ乾燥」を予防する保湿テク
健やかな肌をキープするポイントは、保湿剤の選び方と塗り方。
マウントサイナイ病院の皮膚科医ジョシュア・ツァイクネ医師によると、脂性肌や混合肌の人は、すでに皮脂が出ているため、ココナッツやシアバターなど油分を多く含む濃厚なものはNG。
代わりにヒアルロン酸やグリセリンを含んだ軽いテクスチャーの保湿剤がオススメ。また、「ノンコメドジェニック(※)やオイルフリーと書かれたものを選ぶのもひとつの手」と米メディアSelfでアドバイス。
※ノンコメドジェニックとは…肌荒れのもとになりにくいことを確認するノンコメドジェニックテストを済ませている化粧品。すべての人に当てはまるわけではないので注意。

最後に保湿剤の塗り方について、「(お風呂上りや洗顔後など)肌が少し湿った状態で使うのが効果的。保湿剤は湿った肌の方が吸収しやすいから」とも話している。
乾燥する冬の季節は、どの肌タイプの人も保湿が美肌のカギ。ただし、乾燥やテカリの原因はひとつではないので、自分の肌の状態をチェックしながらスキンケアを行なうことを忘れずに。(フロントロウ編集部)