アメリカの人気整形リアリティ番組に出演した女性患者の口から明かされた“お悩み”が、お茶の間を震撼させている。(フロントロウ編集部)

後々、移植した部分に“異変”

 衝撃的な美容整形の失敗談や、整形中毒患者の実態に迫った生々しい内容で人気を博し、日本ではシーズン5までdTVで配信中の整形リアリティ番組『BOTCHED~整形手術の光と闇~』。美容整形の本場であるロサンゼルスの美容整形外科を舞台に、美容整形の名医として有名なテリー・ダブロウ医師とポール・ナシフ医師の2人が、闇整形で手術をしてしまい大変なことになってしまった患者や、美容整形手術の中毒となり整形を繰り返すあまりどうしようもなくなってしまった患者を救うべく、奮闘する様子を描いた同シリーズで、2人のもとにまたしてもとんでもない“お悩み”が舞い込んできた。

画像: テリー・ダブロウ医師(左)とポール・ナシフ医師(右)。

テリー・ダブロウ医師(左)とポール・ナシフ医師(右)。

 先日、アメリカで放送されたエピソードで相談にやって来たのは、9歳の時に犬に顔を噛まれて大怪我を負い、その後、股間部分の皮膚を顔に移植したクリスタル・コムズ。かなりの大手術だったものの、幸い、顔のかたちが変形するようなこともなく、元の顔を取り戻すことができたクリスタルだったが、なんとその後移植した皮膚から「陰毛」が生えてくるように…。

 それでも独身の頃は自分で毛を抜くなどして対処し、さほど気にしていなかったが、約半年前に娘を出産したことで考え方が変わり、自分の顔のことで娘がいじめられたり、からかわれたりしたら…と考えると、いてもたってもいられない気持ちになってしまったことを告白。

 そんなクリスタルの切実な思いを知った両医師は、手術自体は失敗ではなかったとしてうえで、「背中や腹部など、皮膚を移植できる部位はいくらでもあるのに、そのなかから“股間”を選んだのは不可解」だとして同情を示すも、顔には様々な神経が通っているため再手術は非常に困難なものになると予測。

 しかし、これまでに何度も複雑な手術を行なって、多くの悩める患者を救ってきた2人。事前に忠告していた通り、かなり難しい手術だったようだが、最終的にメイクをすればほとんど傷口がわからない程度になるまで、移植した部分の皮膚を取り除くことに成功し、見事、クリスタルの笑顔を取り戻した。もちろんもう二度と顔から隠毛が生えてくることもない。

画像: 再手術後のクリスタルの顔写真。

再手術後のクリスタルの顔写真。

 ちなみに、『BOTCHED~整形手術の光と闇~』ではこれまでにも、陰毛をまつげに移植&アソコを人形のように改造しちゃった女性や、ウエストを細くするために肋骨を6本抜いた女性、プラスサイズになるために1リットル近くの豊胸をした女性など、整形大国と言われるアメリカならではの衝撃の案件を取り上げている。(フロントロウ編集部)

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