トローヤンがウエディングドレスをリサイクル
ドラマ『プリティ・リトル・ライアーズ』のトローヤン・ベリサリオは、2009年に舞台で共演したことがきっかけでドラマ『SUITS/スーツ』のパトリック・J・アダムスとの交際がスタート。それから約5年後の2014年に婚約して、2016年に結婚したトローヤン。結婚式では、バルセロナに拠点を置くウエディングドレスのブランドであるコルタナのウエディングコレクションの2ピースドレスを着用した。
何重にも重なったシフォンスカートだけれど裾は切りっぱなしと、上品ながらもどこかリラックスした雰囲気を醸し出したこの1品。じつは結婚式から約4年の月日を経た2020年初めに、トローヤンが再び着用していた。
トローヤンは、夫のパトリックと一緒に米時間1月5日に行なわれたゴールデン・グローブ賞のアフターパーティーに参加。
華麗なトローヤンにぴったりなスタイルで参加したのだけれど、この時履いていたスカートが、まさしく彼女が結婚式で履いていたスカート。トローヤンは自身のインスタグラムでも「ウエディングドレスの半分を着たの」と明かしており、スカートを履きまわしリサイクルしたことがわかった。
衣装をリサイクルしたのはトローヤンだけではない
じつは、今回ゴールデン・グローブ賞の授賞式に参加したほかのセレブのなかでも、衣装をリサイクルした人が。それは、ドラマ部門の主演男優賞を受賞したホアキン・フェニックス。ホアキンはステラ・マッカートニー(Stella McCartney)のスーツを着用して登場。
映画『ジョーカー』が大ヒットしたことから、今後のアワードにも数多く登場する予定のホアキンは、今シーズンの賞レースでは、今回着用したステラ・マッカートニーのスーツのみを着用するということがステラ・マッカートニーのSNSで明かされた。
需要よりも多くの商品を生産し続けるファッション界では、洋服の過剰生産が問題視されており、2017年にはバーバリー(Burberry)が約40億円分の売れ残りを燃やして処分したことで環境保護団体を中心に批判が殺到。それぞれのブランドで対策が進められているが、まだまだ過剰生産はファッション界の問題として議題の中心にいる。ホアキンとステラ・マッカートニーのコラボの裏には、こんな問題に対して改善のメッセージを送る意図が隠されている。
アワードシーズンでは、人気セレブたちが華やかなブランドのドレスを着用して登場するものの、カスタムメイドのドレスは、1度着用したら2度と着用しないことがほとんど。しかし、ホアキンやトローヤンのようにファッション界の無駄を無くそうとするセレブたちが動き始めている。(フロンントロウ編集部)