ファン待望の映画版『ダウントン・アビー』が公開
『ダウントン・アビー』は、2010年に始まり2015年まで6シーズンにわたって放送された大人気ドラマ。18世紀初頭のイギリスを舞台に、ダウントン・アビーと呼ばれる貴族の屋敷で、グランサム伯爵クローリー家の人々が暮らす様子を描いている。
そんなドラマが2020年1月10日、映画になってついに日本上陸。映画版では、なんとロイヤルファミリーが屋敷にやってくるという大イベントが繰り広げられる。
そんな『ダウントン・アビー』の世界で暮らすには、実際どれぐらいの費用が必要なのだろうか。
まずは城を購入
英国貴族の暮らしを送るのにまず必要なのが、生活するための城。『ダウントン・アビー』のロケ地となったイギリスのハンプシャーにある17世紀に建てられた「ハイクレア城」並みの物件を買うとしたら、まず約5,000エーカーの土地の購入が必要。つまり、東京ドーム約435個分にものぼる広大で風光明媚な場所を探さなければならない。
イギリスの住宅ローンの専門家によると、ハイクレア城の価値は約104億5千万円(9,500万ドル)とのこと。
さらに『ダウントン・アビー』の敷地内には、馬、鶏、ウサギ、羊、8匹の犬などがいるため、同じ条件にしたい人はそれらを追加購入。
貴族たるもの、宝石は必須
映画『ダウントン・アビー』では、英国王室御用達の宝石ブランド、ベントレー&スキナーから3つのティアラの提供を受けている。
そのなかの1つは、ビンテージ物のダイヤモンドが300個近くほど散りばめられていて、その価格は約2800万円(25万5千ドル)。土地に比べると、とても安く感じてしまうのが不思議。
パーティーに参加するための衣装
実は、『ダウントン・アビー』で登場するのは、コスチュームデザイナーのアンナ・ロビンスによる特注品。
アンナは、衣装を制作するのには、何週間もの時間と人手が必要で、もしお金に換算するならば、最低でも110万(1万ドル)以上は必要だと、米Sheknowsに明かした。
貴族にふさわしいレクリエーション活動
貴族はやはり、特別で豪華な趣味を持たなければならない。一般人であれば、ヨガやジムで汗を流したいところだけれど、貴族は鷹狩りや射撃などのアウトドア活動を楽しむ。
ハンプシャーにあるフォーシーズンズホテルでは、ハヤブサと触れ合う体験ツアーを行っているけれど、現代的に例えるならば高級車でドライブするのも一つのステータスと言える。
イギリスの“超高級車”でまず思い浮かぶのが、ロールス・ロイス。これを買うには1億円ほどの金額が必要になってくる。
以上の諸経費をまとめると、総額で必要な価格は約110億円。夢のまた夢のような話だけれど、金額にして想像を膨らますにはぴったり。
ファン待望の映画『ダウントン・アビー』は、満を持して2020年1月10日に公開。(フロントロウ編集部)