今年一番アツいレース映画がついに公開
2020年1月10日に映画『フォードvsフェラーリ』が公開となった。
本作は“ル・マン24時間レース”という、24時間耐久レースに挑む人々の熱い挑戦が描かれた作品で、アカデミー俳優のクリスチャン・ベールとマット・デイモンが初共演。
一足早く公開が始まったアメリカでは、本作の完成度の高さが絶賛されており、米映画批評サイトRottenTomatoesでの批評家支持率は91%、観客による支持率は98%という驚異の満足度を記録している。
監督は、マーベル映画『LOGAN/ローガン』のジェームズ・マンゴールド。圧巻のカーアクションシーンは、ほとんどが実写であると公式が発表している。
マットとクリスチャン 築き上げられた友情
初共演となったマットとクリスチャンは、本作で友情を築き上げることができたそう。米CBSのインタビューでお互いについて質問されたとき、クリスチャンは「マットに感謝している」と明かした。
なぜなら、クリスチャンがアカデミー賞で助演男優賞を獲得した映画『ザ・ファイター』の役はもともとマットにオファーがいっていたため、マットがその役を断っていなかったらクリスチャンは栄光を手にすることはできなかったから。
対するマットはクリスチャンの冗談に笑いながら「クリスチャンを見てると、本当に楽しかった。彼は、本当に信じられないほど修道士みたいな規律を守っているし」と言った。
というのも、クリスチャンが『フォードvsフェラーリ』に参加することになったのは、アメリカ政治の伝記映画『バイス』に出演した後。
同作品で貫禄ある元アメリカ合衆国副大統領ディック・チェイニーになりきったクリスチャンは、『フォードvsフェラーリ』で、イギリス人ドライバーのケン・マイルズを演じるために約30キロ(70ポンド)も痩せなければならなかったそう。
クリスチャンがみるみるうちに痩せていく様子を見て驚いたマットに対し、クリスチャンは「車に乗らなくちゃならなかったからさ!」と答えた。
米CBSのインタビューの最後に、『フォードvsフェラーリ』を「美しい物語だ」と評したマットは「暗い映画館にみんなで集まって、友情についての物語を見るためのいい機会になるといいな」とコメント。
カーレースだけではなく、チームがもたらす創意工夫、チームワークなど様々な要素を楽しむことができる映画『フォードvsフェラーリ』は、2020年1月10日日本全国ロードショー。(フロントロウ編集部)