最近話題のドライシャンプーって何?
ドライシャンプーはその名前のとおり、水やお湯を使わない「ドライ」で使えるシャンプーのこと。拭き取りタイプやジェルタイプもあるけれど、今回注目したいのはスプレーやパフで販売されているパウダータイプの「ドライシャンプー」。
パウダーが髪についた余分な皮脂などを吸着して、髪をさっぱりさせるだけではなく、べたっとしがちな髪をふわっとさせるなど、ヘアスタイリングの裏技にも使える優秀アイテム。そのため海外では撮影現場などでも多く使用され、ヘアスタイリストの間ではマストなアイテムになっている。
実際に1度使うと「一家に1本」と思える便利アイテムだけれど、まだ使ったことがないという人も少なくないのでは? どのように取り入れたらいいのかチェックしてみて。
使い方1:シャンプー代わり
髪の美しさを保つために、シャンプーを毎日しないというセレブも多いけれど、そんなセレブたちが水で洗い流すシャンプーをする代わりに、間に挟んでいるのがドライシャンプー。ベタつきが気になったらドライシャンプーを使い、髪をさらっとさせてリフレッシュさせている。
使い方のコツについて、ドライシャンプーのブランド「Batiste(バティスト)」のバル・ベナビーデスによると、つけたら1、2分間そのまま放置するのが大切。時間を置くことで、ドライシャンプーが髪や頭皮の余分な皮脂をしっかり吸収できるのだそう。
その後のポイントとして、バルは「油分を吸収した余分なドライシャンプーを取り除くために髪をブラッシングして」と、髪をしっかりとかすようアドバイス。余分なパウダーが油分や汚れとともに落ち、髪がさらさらに仕上がるのだそう。
またバルによると、スプレータイプのドライシャンプーを使う時は、髪に近づけすぎず10~15cmほど離して使い、髪全体に広がるようにかけるのがポイントだという。
使い方2:髪をふんわりさせる、ボリュームを出す
パウダータイプのドライシャンプーは、髪をふんわりさせたりボリュームを出したいときに使うのもオススメ。使い方の基本は、シャンプー代わりに使うときと同じだけれど、ボリュームを出したりふんわりさせたいときは、つけた後がポイントだという。
バルは、ペタンコになった髪をふんわりさせたり、ボリュームを出すためにドライシャンプーを使うときは、ドライシャンプーをかけた後に極力ブラシをかけず、パウダーを残すように心がけるのが大切だとアドバイスしている。
使い方3:前髪を一日中さらっとさせる
最近は、透け感のあるフリンジ前髪がトレンド。さらさらと動く前髪はとてもカワイイけれど、時間とともに髪に額の皮脂やファンデーションがくっついて、ベタつきはじめると台無し。
そんなときは、前髪の根元や全体にドライシャンプーをつけておくことで、1日中さらさらとした美しい状態がキープできる。この技は前髪だけではなく、普段べたつきやすくて気になる髪のパートにも使えるから、自分のヘアスタイルによって気になる場所につけてみて。
気をつけておきたいドライシャンプーの注意点
優秀なドライシャンプーだけれど、注意点は手軽なドライシャンプーにハマって多用してしまうこと。
米ニューヨークで活躍する皮膚科医のドゥハバル・ハヌサリ医師は、「ドライシャンプーを頻繁に使うと髪の根元に蓄積物がたまり、髪を圧迫して炎症を引き起こす可能性がある」と米メディアtheListにコメント。通常のシャンプーも定期的に行なって、髪の根元に汚れをためないようアドバイスしているので、ハマりすぎには気をつけて。
1本で何役分にもなってくれるドライシャンプー。まだ試していない人は、この機会にデビューしてみては。(フロントロウ編集部)