マーゴット・ロビーが経験する無意識の性差別
映画『スーサイド・スクワッド』や『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』への出演で有名な俳優マーゴット・ロビーは、2014年に映像プロダクションを友人3人とともに設立した実業家でもある。
様々な分野からハリウッドに携わり第一線で活躍するマーゴットだけれど、“直接的ではない性差別”はまだまだ日々のなかで起こっていると英Glamourで明かす。
「誰かが質問していて私が答えを持っている時でも、彼らはすぐに私のプロダクションのパートナーである男性に質問する。経理の話だから男性に聞こうとする。するとプロダクションパートナーたちは、『答えを知っている人は彼女だよ。彼女に聞きなよ!』と言うの。私たちはこういう社会の価値観のなか育ってきた」
分からないことがあれば男性に聞くという無意識な差別について実体験を語ったマーゴットは、「性差別は人々の間に深く根づいているもの。もしあなたが決断する立場だったとしても、部屋にいる中で1番親しく年上の男性に話して、質問するでしょう」とチクリ。
マーゴットが感じる変化
しかし、現在20代であるマーゴットは、社会の変化も感じるという。
「現代ではみんな(社会に存在する)差別について気がついていて、自分自身(の差別意識)にたびたびハッとするのは興味深いことだと思う。みんな平等の考えを大切にしたいんだろうね」
過去には、自身が制作に携わった映画『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』のPR中に、記者たちから結婚生活のことばかりを聞かれて「結婚したからって何かを成し遂げたわけじゃない」と言い返したこともあるマーゴット。そんな彼女だけれど、社会が良い方向に向き始めていることにはポジティブな感情を抱いているよう。(フロントロウ編集部)