『スカイウォーカーの夜明け』世界興行収入約1,100億円突破
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は、1977年から9作品にわたって展開されているシリーズの最終章。
本シリーズは“スカイウォーカー・サーガ”とも呼ばれており、ダースベイダーや、ルーク・スカイウォーカ一族の壮大な物語。
『スター・ウォーズ』シリーズは、映画の歴史の中で『アベンジャーズ』などを含むMCU作品に次いで2番目の興行収入を誇る世界最大級のフランチャイズで、映画『ハリー・ポッター』シリーズや、『007』シリーズよりも高い興行収入を達成している。
そんなシリーズの最新作である『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は、2020年1月の時点で世界興行収入約1,100億円(10億ドル)を突破。『スター・ウォーズ』シリーズ9作品の中で10億ドルを突破した4本目の作品となった。
しかしこの結果は2015年に公開された『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』や2017年に公開された前作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の、公開から1か月の興行収入を下回る見込み。
公開1カ月で『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は約1,900億円(17億ドル)を、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は約1,390億円(12億6,494万ドル)を突破した。
ちなみに、ディズニー・スタジオが2019年に公開した作品で最も興行収入が高かった作品は『アベンジャーズ/エンドゲーム』で、約3,000億円(27.98億ドル)だった。
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の評価は
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は42年間続いてきたシリーズを締めくくる作品ということもあり、観客の評価は大きく揺れた。
米映画批評サイト大手3社の評価によると、米Rotten Tomatoesでは評論家471人が52%、観客94,119人が86%という支持率。評論家と一般の観客の満足度に隔たりはあるけれど、観客のほとんどは満足のいく映画になったことが分かった。
一方で、米映画データサイトのIMDbでは、観客234,163人による10点満点中のスコアは6.9点。映画だけでなくゲームやドラマ、音楽などのレビューも集めているサイトのメタクリティックの評価は100点満点中54点という結果に。
これらの結果は、『スター・ウォーズ』シリーズの中でも低めの評価。米Rotten Tomatoesにおいてはシリーズで1番低く、メタクリティックでは2番目に、IMDbでは3番目に低かった。
ちなみに、全てのサイトで『スカイウォーカーの夜明け』と同程度のスコアだった作品は1999年の『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』だった。
それぞれのサイトにおける観客レビューは分かれており、「素晴らしい」という意見と「悪かった」という意見の二極化が進んでいて、ファンのあいだで良くも悪くも話題を呼んでいる。
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は現在日本全国劇場公開中。(フロントロウ編集部)