ビリー・アイリッシュのスピーチが潔すぎる
米時間1月26日(日本時間1月27日)、ロサンゼルスのステイプルズ・センターで開催された第62回グラミー賞授賞式。
音楽界で最も栄誉あるといわれるグラミー賞で、シンガーのビリー・アイリッシュが、最優秀レコード賞、最優秀アルバム賞、最優秀新人賞、最優秀楽曲賞の主要4部門を全て制覇し、さらに最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバムを受賞して計5冠を制覇。39年ぶりとなる史上2度目の主要4部門独占で、女性アーティストとしては初の快挙。さらに、現在18歳のビリーは、史上最年少で4部門を総なめした。
そんな授賞式の最後に発表された年間最優秀レコード賞。舞台裏にいたビリーと兄でビリーをプロデュースするフィニアス・オコネルは、ビリーの受賞がわかるとステージへ。
そして、マイクの前に立ったビリーは、感極まって涙をふく様子を見せたあと、兄フィニアスと一緒にマイクの前に顔を寄せてひと言。
「ありがとう」
"Thank you." In one of the quickest acceptance speech of the night, @BillieEilish and @finneas take the stage to accept the award for record of the year https://t.co/cRGxKFUAFO #Grammys pic.twitter.com/LQmSay7ZpY
— The Hollywood Reporter (@THR) January 27, 2020
仲が良いことで知られる兄フィニアスと、声を揃えて感謝の気持ちを述べたビリー。その後クスッと笑って「バイバイ」と挨拶し、ステージを後にした。
初めて出席したグラミー賞授賞式で、授賞式の目玉中の目玉であるレコード賞を受賞したときでさえ、ひるむことなく自分がしたいスピーチをしたビリー。2020年度の第62回グラミー賞は、そんなビリーらしさがにじむひと言で幕を閉じた。(フロントロウ編集部)