実話を描いた話題作の「場面写真」が到着
2016年、アメリカのニュース放送局で視聴率ナンバーワンを誇るFOXニュースで実際に起きたセクハラ事件の裏側を描いた映画『スキャンダル』より、ケイト・マッキノン演じるFOXニュース社員ジェス・カーの場面写真が新たに解禁になった。
テレビ局で働きたいと考えていたジェスは、レズビアンであることを隠し、保守的で共和党
寄りの偏った報道局だと言われるFOXニュースに就職。「有害な環境で生き抜くのが好き」と自嘲の笑みを浮かべながらも、新人キャスターのケイラには本心を明かし、先輩社員として仕事に関するアドバイスやFOXニュースで働く心得を伝えるなど、面倒見のいい一面もある。
そんなジェスを演じるのは、アメリカの人気コメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ』に出演し、ヒラリー・クリントンやジョディ・フォスター、ジャスティン・ビーバーなどのモノマネで人気を博したケイト・マッキノン。エミー賞にもノミネートされ、コメディアンとして活躍しながら、『ゴーストバスターズ』(16)や『イエスタデイ』(19)など、女優としても話題作に多数出演。プライベートでも自身のセクシャリティについて公表し注目を集めている。
映画『スキャンダル』あらすじ
「TVは視覚メディアだ。スカートは短く」と傍若無人に女性社員たちにセクハラやパワハラともとれる発言を浴びせまくるのは、米FOXニュースのCEOでTV業界の帝王であるロジャー・エイル(ジョン・リスゴー)。ベテランキャスターのグレッチェン・カールソン(ニコール・キッドマン)には「更年期の汗だくは醜い!」と暴言を吐き捨て、「メインを張りたい」と切望する新人キャスターのケイラ・ポスピシル(マーゴット・ロビー)に対しては、願いを叶えてほしいなら「忠誠心をみせろ」と言い放つ。その言葉の意味に困惑しながらも、これまで夢のために努力を積み上げてきたケイラは言われるがままついにロジャーの前でスカートをまくり上げ脚を晒すのだった。
そんななか、我慢の限界に達したグレッチェンがロジャーを提訴。怒りを抑えられず怒鳴り散らすロジャーに、社内は騒然とした雰囲気に包まれる。巨大な権力に立ち向かうグレッチェンと、電話口で涙ぐむケイラ。そして「訴えても誰も信じないわ」と冷静に話しながらも、何か考えがある様子の人気キャスター、メーガン・ケリー(シャーリーズ・セロン)。立場も年代も違う3人のキャスターがプライドをかけ放つ真実とは…。
ちなみに、現地時間2月9日に授賞式が開催される第92回アカデミー賞で、グレッチェン役のシャーリーズが主演女優賞、ケイラ役のマーゴットが助演女優賞、さらに映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』でオスカーを獲得した辻一弘(カズ・ヒロ)氏が率いるチームが、メイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされている。
映画『スキャンダル』は2月21日(金)より公開。(フロントロウ編集部)