乾燥する季節に欠かせない「保湿ケア」。良かれと思ってやっていた保湿ケアが、実は逆に乾燥を引き起こすことがあるって知ってた? そんな保湿によくある間違いと正しい保湿方法を、美容の専門家がアドバイスした。(フロントロウ編集部)

乾燥を引き起こす「NG保湿ケア」

 湿度が低下して、肌がカラカラに乾燥する季節。普段のスキンケアだけでは物足りない気がして、保湿効果の高そうなクリームに変えたり、乾燥ぐすみや肌のごわつき対策にピーリングやスクラブを取り入れたりする人も多いはず。

画像: 乾燥を引き起こす「NG保湿ケア」

 ロンドンのスキンケアクリニック「Skin55」に勤めるコンサルタント皮膚科医のアンジャリ・マト医師によると、「たしかに空気中の湿度が低下する季節に、保湿効果の高いスキンケア製品を取り入れることは有益なこと」と話す一方で、「問題は、スキンケアを一気に変えてしまうことね」と米メディアRefinery29に明かした。

スキンケアを一気に変えるのはNG?

 より効果が高そうなスキンケアを色々試すのは、美容好きならよくあることだけれど、アンジャリ医師によると、乾燥する季節にやるのはNG。

画像: スキンケアを一気に変えるのはNG?

 というのも、乾燥している肌は、とてもデリケート。「一度に多くのスキンケアを変更すると、肌のバリアが崩れて、乾燥だけでなく、肌トラブルを引き起こす可能性がある」と逆効果になる恐れがあるとアンジャリ医師は説明。

 なので、乾燥が気になってあれこれスキンケアを変えたくなるけれど、ここはグッと我慢。肌への刺激や乾燥を最小限に抑えるためにも、「1つの製品からはじめ、肌の状態を見ながら少しずつルーティーンにプラスする」のがベストだいう。

アンジャリ医師オススメのケア方法

 では、次にどういうものを選ぶべきか。普段のスキンケアだけでは不十分と感じている人にアンジャリ医師がオススメしているのが、まずヒアルロン酸入り美容液をプラスすること。

画像1: アンジャリ医師オススメのケア方法

 アンジャリ医師は、「とくに肌の乾燥が酷い時は、普段のスキンケアだけでは保湿力が物足りない。そんな時は、保湿効果の高いヒアルロン酸の美容液を加えるのがオススメ」と話し、洗顔後、まだ肌が湿っているうちに塗るのがポイントだそう。

 ニキビや肌トラブルが起きやすい人は、保湿力のほかにも、過剰な皮脂分泌を抑えるサリチル酸やナイアシンアミドなどが含まれているかも選ぶ指標になるという。

画像2: アンジャリ医師オススメのケア方法

 さらに、普段からスキンケアにAHAやレチノイドなどの有効成分を含む製品を使っている場合、「普段は問題なくても、乾燥した肌に使うと刺激を感じることがあるから、肌の状態を観察しながら使って」とアドバイスした。

 乾燥がツライいまの季節。保湿ケアをしっかりやっているのに、なんだか肌が乾燥すると感じる人は、プロの意見を参考にスキンケアを見直してみて。(フロントロウ編集部)  

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