1億円が消滅?
カナダでビジネスを行ない、2018年にはカナダの首都オタワの市長選にも出馬した男が、妻との離婚にストレスを感じたからという理由で「現金1億円」をすべて燃やしたと主張した。
男の主張によると、彼が持つ6つの銀行口座から25回にわたって貯金を引き出し、その合計金額は1,039,000カナダドル(約8,600万円)に。そして、それを2回にわけて燃やしきったという。

しかし男は、現金引き出しのレシートは提示したものの、燃やした証拠はなし。また、裁判所から求められた財産証明の開示に応じず、禁じられていた資産の売却も行なったことが確認されている。
それを受けて本件の裁判官は、「あなたを信じません。あなたを信用しません。あなたが正直だとも思いません」と一刀両断。離婚に際して男に支払いが求められていた金額は養育費も含んでいたため、裁判官は男を厳しく叱責した。
「あなたがしたことは、モラルの面で非難に値します。あなたが行なったと主張していることは、あなたの子供の利益を土台から壊すことですよ」
男はその後、裁判所命令に違反したとして30日間の実刑判決に。さらに、毎日2,000カナダドル(約1万7,000円)を妻に支払うことが命じられた。(フロントロウ編集部)