ローラ・ダーン、ついにオスカーを受賞
Netflixの映画『マリッジ・ストーリー』で離婚弁護士を演じたローラ・ダーンが、2020年度の第92回アカデミー賞授賞式で、助演女優賞を受賞。1991年の映画『ランブリング・ローズ』と2014年の映画『わたしに会うまでの1600キロ』でアカデミー賞にノミネート経験があるローラにとって、50年近いキャリアにおいて今回が初のオスカー受賞となる。
助演女優賞のプレゼンターを務めた、昨年2019年の助演男優賞の受賞者であるマハーシャラ・アリに名前を呼ばれたローラは、まずは隣に座っていた母でありアカデミー賞ノミネート経験がある俳優のダイアン・ラッドをギュッとハグ。そして、共演者のアダム・ドライバーとスカーレット・ヨハンソンをハグして、檀上に上がった。
「ヒーロー」について感動のスピーチ
助演女優賞の受賞スピーチで、映画『マリッジ・ストーリー』のノア・バームバック監督をはじめキャストやクルーに感謝の言葉を述べたローラは、2人の継子と、会場に同伴していた実子に感謝したあと、俳優である母ダイアン・ラッドと父ブルース・ダーンへのメッセージをこう口にした。
「自分のヒーローには会わない方がいいと言う人がいますが、私に言わせると、幸運な人は自分の両親が(ヒーローに)なってくれますよ。私はこれ(=受賞)を、私にとって演技のヒーローでありレジェンドであるダイアン・ラッドとブルース・ダーンと共有します」
ローラのこの言葉のあとには、客席で涙を流しながら娘のスピーチを聞く母ダイアンの姿がカメラに映され、ツイッター上は、「一緒に泣いた」「今夜一番のスピーチ」などと、心動かされた人たちのコメントであふれた。
ちなみに、この日(米時間2月9日)はローラの53回目の誕生日の前日。ローラはスピーチの最後に、「この贈り物をありがとうございます。最高の誕生日プレゼントです」と感謝した。(フロントロウ編集部)