ビリーが自分のパフォーマンスを酷評
日本時間2月10日にハリウッドのドルビーシアターで開催された第92回アカデミー賞授賞式で、初めてアカデミー賞授賞式でパフォーマンスを行なったビリー・アイリッシュ。ビリーといえば、アカデミー賞授賞式の2週間前に開催されたグラミー賞で女性として初めて主要4部門を制覇したアーティスト。
そんなビリーがグラミー賞後初めて大きなアワードでパフォーマンスを行なうことに全世界が注目しており、一部では映画『007』シリーズの最新作『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌「ノー・タイム・トゥ・ダイ」が披露されると言われていたが、ビリーは追悼コーナー「イン・メモリアム」で兄フィニアス・オコネルのピアノに合わせてザ・ビートルズの名曲「イエスタデイ」のカバーを披露した。
完璧に歌い上げたと思われていた「イエスタデイ」だったが、じつはビリーは気に入っていないよう。Apple Music Beats 1のラジオ番組『New Music Daily』に出演したビリーは、「アカデミー賞授賞式の間はずっと気が滅入っていた。パフォーマンスは大失敗。あれは最低だった」と絶賛されていた自分のパフォーマンスを酷評した。
グラミー賞授賞式でもパフォーマンスをしたビリーだけれど、なぜアカデミー賞授賞式のパフォーマンスを酷評したのか。そこには、客席にいる人たちの違いもあったよう。そのことについて「オスカーにいる人たちは私とは違う人。言っている意味わかるでしょ?少なくともグラミー賞は怖くなかった。なぜならアーティストだったから。自分と同族という感じがした」とコメント。アーティストの前ではなく映画スターたちを前にパフォーマンスしたアカデミー賞授賞式は、アウェイ感を感じたよう。
普段は緊張しないということもこのインタビューで語っていたビリーだけれど、映画スターたちが勢ぞろいするアカデミー賞授賞式ではさすがに緊張したよう。(フロンントロウ編集部)