ジャスティンへの思いがつまった1曲
今年1月に待望のニューアルバム『レア(Rare)』をリリースしたセレーナ・ゴメスが、過去のアルバムにも『レア』にも収録されていない新曲「フィール・ミー(Feel Me)」をサプライズでリリースした。
2016年のリバイバル・ツアーのなかで初披露された「フィール・ミー」は、セレーナのどのアルバムにも収録されておらず、シングルとしてもリリースされていないことから、ファンのあいだでは“幻の新曲”として知られていた。
じつは、「フィール・ミー」は、セレーナが2010年から2018年にかけてくっついたり離れたりを繰り返していた、元恋人でシンガーのジャスティン・ビーバーについて歌った曲だと言われている。セレーナがこの曲を作った2016年はちょうどジャスティンと距離を置いていた時期で、「あなたのことをこんな風に愛せるのは私しかいない/浮気も絶対しないし、ウソも絶対つかない/絶対にあなた以外の人を優先しない/あなたのために距離を置いて、時間をあげた/なのに今になって私のことが恋しいだなんて/あなたの頭の中にはまだ私がいる」という歌詞からも、ジャスティンのことを思って作られた曲であることはほぼ間違いない。
ちなみに、当初「フィール・ミー」は『レア』に収録することが検討されていたが、最終的に収録曲から除外された。ファンからツイッターでその理由を聞かれたセレーナは、「あの曲は今とは違う状況にいた時の曲で、現在の私には当てはまらないから」と説明していた。
That song was from when I was in a different place and doesn’t fit with where I am right now https://t.co/vb68PBVHXF
— Selena Gomez (@selenagomez) January 10, 2020
ご存じの方も多いと思うが、ジャスティンは2018年にモデルのヘイリー・ビーバー(旧姓ヘイリー・ボールドウィン)と電撃婚約&入籍し、腐れ縁だったセレーナとの関係に終止符を打った。一方のセレーナも約1年半の時をかけて過去への未練を断ち切り、2019年10月に本当の意味でジャスティンと過ごした時間に区切りをつける楽曲「ルーズ・ユー・トゥ・ラヴ・ミー(Lose You To Love Me)」を発表し、過去との決別を誓っていた。
しかし、それでも「フィール・ミー」をリリースしてほしいというファンからの要望が後を絶たなかったため、このタイミングでのリリースとなったよう。(フロントロウ編集部)