35周年目の仲良しショット
1985年に公開されたロバート・ゼメキス監督のSF映画『バック・トゥー・ザ・フューチャー』。スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を執った同作は、高校生のマーティが友人で天才発明家のドクが開発したデロリアン型タイムマシンに乗り、30年前の世界にタイムスリップしてしまうというSF映画界屈指の名作。
公開とともに、全米で“フューチャー現象”と呼ばれるほどの大ヒットを記録した同作は、その後、2作の続編、『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(1989年)と『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』(1990年)が制作され、マーティーがドクが作ったデロリアンで過去や未来を行き来して、さまざまな冒険を繰り広げる物語が描かれた。
そんな同シリーズで主人公のマーティー・マクフライを演じた俳優のマイケル・J・フォックスと、「ドク」ことエメット・ブラウン博士を演じたクリストファー・ロイドが久々に再会。懐かしさや時の流れの感慨深さといった、色んな思いが込み上げてくる2人のツーショットにファンたちが歓喜している。
この写真は、マイケルが創設した「マイケル・J・フォックスパーキンソン病リサーチ財団」主催のチャリティ・ポーカーイベントで撮影されたもの。
30歳でパーキンソン病を発症したマイケルは、以来、自分と同じようにこの病と闘っている人々を支援し、治療のための研究を助成するため、さまざまな活動を行っている。
クリストファーがそんなマイケルの活動をサポートするため、彼と再会するのは今回が初めてではなく、これまでにも何度も同団体主催のイベントに顔を出しているが、インスタグラムを通じてプライベートなツーショットが公開されるのは今回が初めて(※1)。
※1 2018年には、『バック・トゥー・ザ・フューチャー』のほかの共演者2人と撮影した写真が公開。マイケルとクリストファーのレッドカーペットでのツーショットが投稿されたことは過去にもある。
マイケルが、ポーカーイベントにかけて「ポーカーナイトでクリストファーと一緒にオールイン(※2)しちゃうぞ!」というお茶目なコメントとともに公開したクリストファーとの仲良しショットには、フォロワーたちから「ドクとマーティー! 大好きすぎる!」、「『バック・トゥー・ザ・フューチャー』の4作目に期待!」、「僕の子供時代のヒーローたちだ」といった、感無量のコメントが押し寄せている。
※ポーカー用語で、手持ちのチップを全部賭けることを意味する。
クリストファーも、この日マイケルと撮影したツーショットを公開しており、「時速88マイルでマイケル主催のポーカー・ナイトへ」と、『バック・トゥー・ザ・フューチャー』に登場したデロリアンが、タイムマシンとして機能するために必要とする速度である“88マイル”というワードを使ったコメントでフォロワーたちを沸かせた。
マイケルは現在58歳、そしてクリストファーは81歳。第1作目の公開から35周年目を迎えた今も、2人の友情は、変わらず育まれ続けている。(フロントロウ編集部)