寝る前のひと手間で翌朝が楽になる!
肌は夜にしっかりスキンケアをすると、翌朝には状態が整ってメイクも手早くすむけれど、それは髪も同じ。寝る前のひと手間を加えることで翌朝の髪が扱いやすい状態になり、格段にヘアスタイリングがしやすくなる。
実際にヘアのプロたちも朝のスタイリングのために夜のルーティンを取り入れているようで、ロサンゼルスで活躍する人気ヘアスタイリストのリンゼイ・ビクトリアは、「翌日にやろうとしているヘアスタイルのために夜にひと手間加えると、朝のヘアスタイリングがとても効率的にできるようになる」と米メディアWELL+GOODにコメント。
またルーティンについては、髪質やタイプによって方法は違ってくるという。海外のプロがオススメする悩み別のケア法とは?
クセ毛、縮れ毛の髪にオススメの夜のルーティン
朝のヘアスタイリングで苦労しがちなクセ毛、縮れのある髪について、ヘアスタイリストのブライアン・ジンノは「ねじれやクセのある髪は、つねに空気中から水分を求めている」とコメント。そのためクセを落ち着けるためには「うるおい」がカギだという。
そのため、とくに翌日にヘアスタイリングをしっかり行ないたいときは、髪にうるおいを与えるココナッツとアーモンドオイルが含まれているヘアマスクでのスペシャルケアをオススメ。しっかりうるおいを与えることで髪のうねりやクセが抑えられ、ヘアスタイリングしやすい状態に落ち着くのだそう。
普段から使うヘアケアは、髪にうるおいを与えるタイプのシャンプー、コンディショナー、ヘアエッセンスなどを使うと髪が扱いやすくなるという。
またブライアンは、寝るときにはシルクのスカーフで髪を包むようにして寝ると、シルクの保湿効果によってひと晩中うるおいをキープして髪にクセがつきにくくなるので、プチ裏技としてオススメしている。
ぺたんこ髪、細い髪にオススメの夜のルーティン
リンゼイは、ぺたっとなりがちな細い髪の人には、寝る前にパウダータイプのドライシャンプーを使うことをオススメ。パウダータイプのドライシャンプーは、余分な皮脂を吸収してサラサラの髪をキープしてくれるアイテムで、海外では以前から人気だったけれど、最近は日本でも製品が増えている注目アイテム。
そんなドライシャンプーの夜の使い方について、リンゼイは「ヘアブラシでパウダーを髪につけ、シルクやベルベット素材のシュシュで髪をゆるく結んで寝てみて。寝ている間の髪の油分をコントロールしてくれる」とコメント。
そのひと手間を加えることで寝起きにペたっとならずに、ふわっとした状態になるので、そのあとのヘアスタイリングでボリュームを復活させる手間がはぶけストレスフリーになるのだそう。
カールやウェーブヘアにオススメの夜のルーティン
ゆるっとしたカールやウェーブヘアは、寝ている間に一部のカールがつぶれたり寝グセがついたりすることが。そんなカール崩れの予防としてリンゼイは、キレイなカールのまま起きるために、夜に髪を編んでから寝る方法をオススメ。
ゆったりしたカールやウェーブを残したいときは、三つ編みなどの網目をゆるく、細かいカールを出したいときはきつく編むと良いそう。
またリンゼイは、寝ている間に枕で髪がこすれすぎてダメージにならないように「シルク素材の枕カバーを使って」とアドバイスしている。
朝のヘアスタイリングを楽にするために、さっそく必要なものを手に入れて試してみては。(フロントロウ編集部)