コーチェラ・フェスティバルの延期が決定
毎年、その年のフェスシーズンの幕開けを告げ、はじめとしてアーティストのパフォーマンスはもちろん、フェスのトレンドを発信することで注目を浴びるアメリカ最大級の野外フェス、コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル（Coachella Valley Music and Arts Festival）。2020年は4月10日~12日、17日~19日の日程で開催される予定だったけれど、新型コロナウイルスのため約6ヵ月後ろ倒しにして開催されることが決定した。
2019年のコーチェラ・フェスティバルに出演したビリー・アイリッシュ。
コーチェラ・フェスのオフィシャルサイトとSNSでは、「リバーサイド群と地元の保健当局の指示により新型コロナウイルスのため、悲しいことにコーチェラとステージコーチの日程の変更を認めなければなりません。世界的に先行きが見えない状況ですが、ゲストとスタッフ、そしてコミュニティの安全と健康を考慮しました。我々は皆さんにも公衆衛生当局のガイドラインと指令に従うことをすすめます」とコメントを出している。
その声明文と同時に、新たな日程も発表。2020年のコーチェラ・フェスは10月9日~11日と10月16日~18日の日程で行なわれる。また3月13日から返金も対応するとのこと。
コーチェラ・フェスは2020年で20周年を迎える節目の年で、出演アーティストも今年復活を遂げるバンドのレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、2019年スーパーボウルのハーフタイムショーに出演を果たしたラッパーのトラヴィス・スコット、そしてグラミー賞受賞経験を持つR&Bシンガーのフランク・オーシャンの豪華3組をヘッドライナーとして起用。
2020年のコーチェラ・フェスは、2019年のX JAPANやPerfumeに続き、日本から先日レディー・ガガが公開した国際女性デーのプレイリストにも入っていたきゃりーぱみゅぱみゅをはじめ、海外にもファンが多いボーカル・アンドロイド（ボカロ）の初音ミクが参戦予定。そして韓国からはBIGBANGの出演が決定し、海外のアーティストの招致も行なっていた。
しかし、6ヵ月開催が延期になった今、出演者が変わる可能性もあり得る。20周年イヤーという記念すべきコーチェラ・フェスティバルが、10月に開催が延期されると発表される前には、都市型ダンスフェスとして知られるウルトラのマイアミ公演をはじめ、テキサスで行なわれる大型フェスSXSWが開催を中止・延期することを発表し、日本だけではなく世界中でコンサートやフェスの自粛が続いている。（フロントロウ編集部）
