「ナオミ」の新型コロナ対策をさらに進化させる
各々の方法で新型コロナウイルスへの感染を予防しているセレブたち。その中でも、群を抜いて徹底した対策を講じているのが、機移動の際には、全身を防護服で固めているスーパーモデルのナオミ・キャンベルだという情報はすでにフロントロウでもお伝えした。
超がつくほどの潔癖症で知られ、以前から、除菌シートやゴム手袋、マスクなどで防備していたナオミは、新型コロナウイルスの脅威が始まって以来、英語では「ハズマット・スーツ(Hazmat
suits)」と呼ばれる前進用の防護服にアップグレード。ゴーグル、マスク、ゴム手袋で肌を完全に覆った装いが、抜け目ないと世間を驚かせている。
そんなナオミと同じく、防護服を取り入れながらも、スタイリッシュなアレンジを加えて自分らしさを演出しているのが、大御所R&Bシンガーのエリカ・バドゥ。
新進気鋭のキャラクターで知られるエリカは、最近では、大量の使用済みパンツを燃やした灰などを配合した“自分のアソコの香り”がするお香を販売するなど、一風変わった取り組みも話題になったが、彼女が見せた新型コロナウイルス予防策もかなりパンチが効いたものだった。
「ルイ・ヴィトン」仕様に自己アレンジ
エリカが、テキサス州オースティンの空港内で撮影されたという動画の中で着用していたのは、ナオミと同様の白い防護服に有名ブランド、ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)のモノグラム柄をペイントしたカスタム防護服。
エリカはこのお手製の防護服を「社会と距離を置くクチュール」と名づけており、自身が運営するオンラインストアでの販売も予定しているよう。
おそらく、ルイ・ヴィトンには許可を取っていないであろう作品だが、手に持っている大きめのバッグも、防護服のペイントに合わせて、ルイ・ヴィトンのモノグラム柄のアイテムで統一している。
ちなみに、『ムーンライト』や『プレイヤー/死の祈り』といった映画作品への楽曲提供の功績を称えられ、オースティンで開催されたテキサス・フィルム・アワード2020でサウンドトラック賞を受賞したエリカは、この姿のままステージに登壇。レッドカーペットにもこの格好のまま登場し、話題をさらった。
3月頭にフランスで開催されたパリ・コレクションでは、新型コロナウイルスへの感染予防を兼ねつつ、さまざまなデザインのマスクを着用してファッションショーの会場を訪れるゲストたちの姿が目立った。
なかでも、ロシア出身のフィギュアスケーター、エフゲニー・プルシェンコの妻で司会者のヤナ・ルドコフスカヤは、シャネル(Chanel)のショーに来場した際、同ブランドのシンボルの1つである“白いカメリアの花”がついたカスタムマスクを着用して注目の的に。
世界の多くの地域で警戒&自粛ムードが漂っているが、エリカも然り、ファッショニスタたちは、それぞれの方法でおしゃれを楽しみ、気分をアゲている。(フロントロウ編集部)