ホラー映画は嫌いだった
2018年に公開され大ヒットを記録したサバイバルホラー映画『クワイエット・プレイス』は、主演&監督を務めたジョン・クラシンスキーとともに、ジョンの妻エミリー・ブラントも出演し、夫婦共演を果たしたことでも話題になった。続編となる『クワイエット・プレイス PARTⅡ』では、エミリーと子供たちが主演。ジョンは本作には出演せず、裏方として作品の指揮を取った。
そんなジョンがスティーヴン・コルベアがホストを務めるトーク番組『ザ・レイト・ショー』に出演。続編『クワイエット・プレイス PARTⅡ』の制作秘話を話すなかで、なんとジョンはホラー映画が大嫌いだったことを告白。
「自分が『クワイエット・プレイス』を脚本&監督するまで、ホラー映画は大嫌いだった。今はみんなにオススメする。80年代から90年代のスラッシャー映画が怖くて、それから見ないようになった」と、『13日の金曜日』のジェイソンや、『エルム街の悪夢』のフレディのような、刃物を武器とした殺人鬼が登場する、スラッシャー映画と呼ばれる部類のホラー映画が苦手だったことを話した。
続けて、「ホラー映画はもう見ないと思っていたけど、『クワイエット・プレイス』の話が来た。やってみたら、なかなか上出来だった」と話し、ホラー映画を自ら制作したことによって、ある意味ホラー映画を克服したことを明かにした。
ジョンが描いた『クワイエット・プレイス』には、ホラーの要素がある一方、子育てや子供たちへの愛という深いメッセージが隠されている。前作からジョンは、「ポスターを見たら気味が悪いホラー映画だと思うけど、本当は子供たちへのラブレターなんだ」と、家族愛がテーマであることも明かしていた。続編でも、音を立てたら現れる“アレ”に脅かされながらも、娘を主軸に家族の愛と絆が描かれるという。(フロントロウ編集部)