『アメリカズ・ゴット・タレント』会場に…、誰?
アメリカの人気オーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント』で審査員を務めるホーウィー・マンデルが、撮影のために会場入り。しかし車から出てきたホーウィーが、誰だか分からない! なぜなら…、新型コロナウイルスの感染対策で全身防護服を着てきたうえ、頭部をすっぽり覆い隠すガスマスクを着用してきたから。
さらにその手から腕には、長いゴム製の手袋も。手袋がオレンジで、スニーカーのソールがライトブルー、しかもガスマスクについているチューブの先には何もなく、だらんと垂れ下がっているだけのため、なんだか新しいおしゃれにすら見えてきてしまうホーウィーの恰好は、本人的にもジョークの意味だったよう。
というもの、この日の前日にホーウィーはインスタグラムに、患者が完全防備の中で救急車に乗せられる写真に、「AGT(アメリカズ・ゴット・タレント)に向かう僕」とキャプションを添えて、翌日にそのような格好で登場すると予告するような投稿をしていたから。
さらにその後、潔癖症で有名なスーパーモデルのナオミ・キャンベルが全身防護服で空港を訪れた際の写真と自分の写真を並べ、「どっちのほうが着こなしてる?」とネタにしていた。
新型コロナウイルスをネタにし続けるホーウィー
コメディアンであるホーウィーは、これまでにも新型コロナウイルス対策を散々ジョークのネタにしてきた。アメリカでも、多くの日用品販売店で飲料水やマスクが買い占められていることが話題となった時には、トイレットペーパーを1つだけ持ち、ヘルメットだけ被った写真をインスタグラムに公開。娘のジャッキーには、「マスクと手袋はなかったよ。でも僕はトイレットペーパー1つとヘルメットがあるからね」と言ったそうだけれど、ジャッキーは、「パパは準備万端ってかんじだけど、それが何のためにかは私には分からない」と、肩をすくめる絵文字を添えて、コメディアンである父親のことをイジっていた。
しかしそんなジャッキーも、ホーウィーとのビデオ通話でジョークをお返し。室内におり、電話越しにもかかわらず、どこからか調達したカラフルなガスマスクをして父とのビデオ通話を楽しんだ。
さらにホーウィーは、米カリフォルニア州にあるサンタクララ群の健康当局のディレクターであるサラ・コディ医師の“一件”もネタに。コディ医師は、新型コロナウイルスの感染拡大の防止策である“顔に触れない”という対策をメディアの前で発表したけれど、その直後に、書類をめくるために指を舐めてしまったことで、そのコメディのような展開が話題となっていた。そこでホーウィーは、「僕も指を顔につけないようにしてるんだ # 安全性」とキャプションをつけて、エリザベスカラーを着用して笑う自分の写真を公開した。
(フロントロウ編集部)