同じコスメでも仕上がるが変わる!?
化粧のノリや持ちを良くしてくれる「化粧下地・プライマー」。自分の肌質に合う化粧下地の種類や選び方は知っていても、意外と知られていないのが、化粧下地の正しい塗り方。
とくに塗り方など気にせず、パパッと顔に伸ばして終わりという人も多いのでは?

セレブ御用達メイクアップアーティストのカテリン・ガンは、「プライマー(化粧下地)はオプションだと考えられがちだけれど、そうではない。肌の下準備は、メイクにおいて最も重要なパートであり、化粧下地はいわばスキンケアの仕上げのようなもの」と米メディアByrdieで説明。
そのため塗り方ひとつこだわるだけで、同じコスメを使っていても、化粧ノリや仕上がりが大きく変わっているという。プロたちも実践する正しい化粧下地の塗り方とコツを紹介。
コツ1.指を使ってマッサージ
カテリンによると、化粧下地を塗るのに最も重要なのが「手によるマッサージ」。
カテリンは「プライマーを手に取ったら、マッサージするように顔全体に塗りこむ。(こうすることで)化粧下地を均一に伸ばすことができるうえに、血行も良くなって肌の透明感があがる」と話し、マッサージのひと手間を加えるだけで、化粧ノリの良さが実感できるはずだと明かした。

コツ2.重ねづけで、キープ力アップ
もうひとつ、メイクの持ちをさらに良くするテクニックが、化粧下地の重ねづけ。
カテリンは、「保湿用のプライマーで顔全体を仕上げた後に、Tゾーンや顎まわり、おでこなど一番テカりの気になる部分に、毛穴をなめらかにするプライマーを塗っている」と2種類の化粧下地を重ね塗りしていることを明言。円を描くように塗りこむことで、毛穴レスなベースに仕上がるのだという。
コツ3.しっかりメイクにはブラシが最適
しっかりめの華やかなメイクをするのなら、メイクブラシで化粧下地を塗るのがオススメ。
メイクアップアーティストのケリー・J・バートレットは「メイクを長持ちさせる必要があるレッドカーペットでは、もっぱらふんわりしたファンデーションブラシで化粧下地を塗っている。隅々まで丁寧に塗れるからね」とアドバイス。

またケリーは「化粧下地の後は、必ず1~2分置くこと。すぐにファンデーションは塗らないでね」と忠告。こうすることで、化粧下地が肌に浸透してピタッと密着し、まるで磁石のように上のファンデーションをつかんで固定し、何時間もつけたままにしてくれるという。
化粧下地は、メイクの仕上がりを左右する縁の下の力持ち。今までなんとなく塗っていた人は、ぜひプロのテクニックを参考にしてみて。(フロントロウ編集部)