J.K.ローリングが子供達のためにサイトをオープン
新型コロナウイルスの世界的大流行のため、外出の自粛や外出禁止が続く欧米。それぞれ工夫して外出自粛のなか楽しみを見つけている人も多いけれど、外出自粛かつ休校中の子供を持つ両親は休むことが出来ず大変な状況に陥っている人が多い。
そんな外出自粛かつ休校中の子供や、その親のために立ち上がったのは、大ヒット映画シリーズ『ハリー・ポッター』の原作となったファンタジー小説『ハリー・ポッター』の原作者として知られるイギリス人作家のJ.K.ローリング。
J.K.ローリングは、1日中家にいる子供や両親のためにハリー・ポッター・アット・ホームというサイトを開設。このサイトは、『ハリー・ポッター』を初めて読む人へのガイドや、『ハリー・ポッター』の主要登場人物であるハリー・ポッターやロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャーの紹介、『ハリー・ポッター』を読むときに知っておきたい10の単語といった記事から、『ハリ-・ポッター』のクイズ、ワードサーチ、そしてホグワーツ魔法魔術学校の魔法生物飼育学の授業にて学ぶ二フラーの描き方までありとあらゆるコンテンツがぎゅっと凝縮されており、外出自粛で時間をもてあます子供だけではなく大人も楽しめるサイトとなっている。
J.K.ローリングは自身のツイッターで「ロックダウンしている間、子供達を楽しませ興味を持たせようと頑張っている両親や先生などの世話人には、少し魔法が必要なのかもしれません。ハリー・ポッター・アット・ホームをローンチすることが出来てとても光栄です」とコメントしており、少しでも力になるようにサイトをオープンした。
Parents, teachers and carers working to keep children amused and interested while we’re on lockdown might need a bit of magic, so I’m delighted to launch https://t.co/cPg0dZpexB pic.twitter.com/i0ZjTplVoU
— J.K. Rowling (@jk_rowling) April 1, 2020
J.K.ローリングはサイトオープンの他にも異例の対応を発表
J.K.ローリングは、ハリー・ポッター・アット・ホームを立ち上げただけではなく、教師たちが『ハリー・ポッター』シリーズの第1巻『ハリー・ポッターと賢者の石』から第7巻『ハリー・ポッターと死の秘宝』までの全巻を教材として活用できるよう、著作権の制限を一時的に取り払うことを発表。
著書の物語を省略したり、変更したりしないこと、期間終了後には直ちに動画を削除することなど、作品を守るための厳しい規定があるものの、欧米では6月末、オーストラリアをはじめとする南半球の諸国では7月末まで許可されている。(フロントロウ編集部)